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天皇陛下御即位二十年記念郵便切手 [切手]

11月12日(木)   本日、標題の特殊切手・小型シート・切手帳が発行されましたので、ご紹介します。(郵便事業㈱の資料より)

【天皇陛下御即位二十年記念について】
 「平成」の御世は、1989年1月より始まりました。新たな天皇となられた今上陛下(第125代)の御即位をお祝いする儀式等は、昭和天皇の喪が明けた平成2年(1990年)の秋に、国の儀式として11月12日に「即位礼正殿の儀」、「祝賀御列の儀」が、そして12日から15日に「饗宴の儀」によって行われ、天皇陛下の御即位を広く国内外に公にしました。その後、皇室の行事として、11月22日、23日に「大嘗宮の儀(だいじょうきゅうのぎ)」が、続いて24日、25日に「大饗の儀」が行われました。
 平成21年(2009)、今上陛下が御即位から二十年を迎えられることを記念し、11月12日、特殊切手「天皇陛下御即位二十年記念」の発行となりました。

●天皇陛下御即位二十年記念郵便切手

天皇即位シート.jpg

発行日:平成21年(2009)11月12日(木)
料額:80円×3種類
発行枚数:2,000万枚(200万シート)
版式・刷色:グラビア8色
シート構成:10枚(縦2枚×横5枚)

①高御座浜床鳳凰(たかみくらはまゆかほうおう)
天皇即位1.jpg

②③高御座浜床麒麟(たかみくらはまゆかきりん)
天皇即位2.jpg天皇即位3.jpg

【切手の意匠について】
・高御座
 高御座は、御即位の際に天皇の座所とされるところです。現在の高御座は大正2年(1913)に製作され、大正天皇、昭和天皇の御即位の儀式にも使用されました。今上陛下のご即位の際は、即位礼正殿の儀が皇居で行われたため、一時、京都から東京に移座されましたが、現在は京都御所紫宸殿に安置されています。
 この高御座は、浜床という方型の基壇とその壇上に据えられる八角宮殿型の二部からなり、数々の装飾が施されています。浜床には、鳳凰の図と姿態と色調がそれぞれ異なる複数の麒麟の図が描かれています。このうち、浜床の正面中央に描かれた鳳凰、正面左側に描かれた麒麟を切手デザインとしています。
(写真撮影:岡本茂男)

・「悠紀・主基地方風俗歌屏風」より悠紀地方(右隻)(シート背景中央右)、主基地方(左隻)(シート背景中央左)
 「悠紀・主基地方風俗歌屏風」は、御即位に際して行われる「大饗の儀」において、饗宴の場を飾る屏風です。悠紀地方は京都より東方の地、主基地方は京都以西の地をいい、具体的な土地については、御即位の礼のたびに選ばれます。今上陛下の御即位の際は、悠紀地方は秋田県、主基地方は大分県に決定しました。東山魁夷氏が悠紀地方の屏風を、高山辰雄氏が主基地方の屏風を担当し、それぞれの画家が各県下の四季の景勝地を描き、四季の情景に対応する和歌は、悠紀地方を窪田章一郎氏が、主基地方を香川進氏が詠進揮毫しました。

・黄櫨染御袍の文様(シート背景左右)
 今上陛下が御即位の儀式においてお召しになった黄櫨染御袍に織り出された、桐、竹、鳳凰及び麒麟の文様で、これは天皇に限り用いられる文様です。

◎小型シート
発行日:平成21年11月12日
料額:80円×2種類
発行数:300万シート(600万枚)
シート構成:2枚
天皇即位小型.jpg

・黄櫨染御袍の文様(小型シート背景下部)
 今上陛下が御即位の儀式においてお召しになった黄櫨染御袍に織り出された、桐、竹、鳳凰及び麒麟の文様で、これは天皇に限り用いられる文様です。

・菊花紋章と唐草文(小型シート背景上部枠)
 高御座の装飾として随所に装着されている飾り金具に施されている文様です。


◎切手帳
発行日:平成21年11月12日
発行部数:15万部
販売価格:2,000円(切手1シートと小型シートを含む)
天皇即位切手帳1.gif天皇即位切手帳2.gif

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【関連の切手】
・天皇陛下ご在位10年:1999年11月12日発行
            80円×2種類と小型シート

・天皇陛下御即位:1990年11月9日発行
         62円×2種類と小型シート

・天皇ご成婚:1959年4月10日発行    
       金額が異なる4種類と小型シート

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※NHKにて、本日14時よりの国立劇場で行われた「天皇陛下ご在位20年記念式典」が中継放送されたのを観ました。