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高橋松山 大津絵展、甲斐幸太郎 作品展、秋の雑端市(阪神) [美術画廊]

10月26日(土)   先日、阪神百貨店の美術画廊に立ち寄りましたので紹介します。

◎高橋松山 大津絵展
期間:2019年10月23日(水)~10月29日(火)
会場:阪神梅田本店9階 美術画廊
http://www.otsue.jp/shop/shopinfo_a.html
http://www.e510.jp/o2/takumi/vol5/takumi-05.html
江戸時代初期から約400年にわたり、大津で描き継がれている大津絵。江戸時代の技法、素材、画題を継承し、その五代目として作品の制作を続ける高橋松山。風刺とユーモアに富んだ美人画、武者絵、鳥獣画、仏画など多岐にわたる画題から、掛軸や額装などを一堂に。

【略歴】
1970年、四代目松山の長男として誕生
1998年、画業に従事
2018年、四代目死亡

★大津絵(Wikiより)
滋賀県大津市で江戸時代初期から名産としてきた民俗絵画で、さまざまな画題を扱っており、東海道を旅する旅人たちの間の土産物・護符として知られていた。
大津絵の画題を唄い込んだ元唄・音曲・俗曲(大津絵節)、大津絵節を元に踊る日本舞踊の一種(大津絵踊り)にも、「大津絵」の名がついている。
 東海道、逢坂関の西側に位置する近江国追分(髭茶屋追分)を発祥の地とする。寛永年間(1624- 1644年)のころに仏画として描かれ始めた。当初は信仰の一環として描かれたものであったが、やがて世俗画へと転じ、加えて18世紀ごろより教訓的・風刺的な道歌を伴うようになった。
松尾芭蕉の俳句「大津絵の筆のはじめは何佛」には、仏画が多かった初期の大津絵の特徴が表れている。また、江戸時代初期のキリシタン弾圧に際して「自分は仏教徒である」という隠れ蓑的役割も有していたと言われる。
江戸時代を通じ、東海道大津宿の名物となった。文化・文政期(1804- 1829年)には「大津絵十種」と呼ばれる代表的画題が確定し、一方で護符としての効能も唱えられるようになった(「藤娘」は良縁、「鬼の寒念仏」は子供の夜泣き、「雷公」は雷除けなど)。画題は増え続け、幕末には最盛期を迎えたが、画題の簡略化に伴って減少し、現在では百余種とされる。
 神仏や人物、動物がユーモラスなタッチで描かれ、道歌が添えられている。多くの絵画・道歌には、人間関係や社会に関する教訓が風刺を込めて表されている。

↓案内状
高橋1.jpg
↑「鬼の寒念仏」

高橋2.jpg

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◎甲斐幸太郎 作品展
期間:2019年10月23日(水)~10月29日(火)
会場:阪神梅田本店9階 美術画廊
https://kaikotaro.unit-ty.com/
https://www.hanshin-dept.jp/hshonten/information/living-jewels/living/00791290/?catCode=201004
鉋、鑿、小刀で木を刳り貫く「刳り物」という伝統技法を駆使しながら作られる、モダンで独創的なフォルムにより高い評価を受けている甲斐幸太郎。手仕事ならではの繊細で優美な作品をご覧ください。

【略歴】
1976年 愛知県名古屋市に生まれる
2003年 京都伝統工芸専門学校 木工芸専攻 卒業
2004年 日本伝統工芸展近畿展初入選
     木漆工芸作家藤嵜一正氏に師事      
2007年 大阪工芸展大阪府知事賞受賞
2010年 日本伝統工芸展初入選(以降入選4回)
2012年 大阪市内にて独立 制作を始める
2014年 MOA岡田茂吉賞新人賞受賞
2015年 伝統工芸木竹展東京都教育委員会賞受賞
2016年 伝統工芸近畿展近畿賞受賞
2019年 第66回日本伝統工芸展 文部科学大臣賞受賞
現在 日本工芸会正会員
甲斐2.jpg
↑文部科学大臣賞の作品をささげる甲斐氏(朝日新聞デジタルより)

↓案内状
甲斐3.jpg
甲斐1.jpg

↓「欅拭漆組鉢」
甲斐.jpg

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◎阪神名物 秋の雑端市
期間:2019年10月23日(水)~10月29日(火)
会場:阪神梅田本店8階 催場
http://www.hanshin-dept.jp/dept/digi_p/1910/zappa/index.html?from=5
婦人服からリビング用品まで、秋から冬にかけて活躍間違いなしが見つかる1週間。
婦人カシミヤセーターやコート、スポーツウエアから各種食器、羽毛布団までお買得品が続々登場!

↓チラシの一部
雑端市.jpg

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