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試写会「私の中のあなた」   阪神1ゲーム差で単独3位 [映画]

10月5日(月)    9月30日に厚生年金会館大ホールでの標記映画の試写会に行ってきました。
キャメロン・ディアスとニック・カサヴェテス監督が組む「きみに読む物語」以来のベストセラーの待望の映画化です。

CINEMA TOPICSの解説の抜粋です:
 アナ・11歳。白血病の姉・ケイトを救うため、ドナーとしてこの世に生まれた。愛する家族のためなのだから当然と疑わなかった母は、ある日、衝撃的な知らせを受ける。「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。私の体は自分で守りたい」と、アナが突然、両親を訴訟したのだ。病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた出来事。いったい何故、アナは突然大好きな姉を救うことをやめる決断をしたのか。

主役のアナには、前回のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたアビゲイル・ブレイスリン。初めての母親役で丸坊主にもなったキャメロン・ディアス、この二人の好演技が光っていますね。

主役はもちろん、主な役者の短いナレーション(独白?)と美しい音楽が重なって、ストーリーが分かりやすく、叙情的な雰囲気を出していました。時々過去の場面もでますが、そう気になりませんでした。

死のシーンも直接的な描写をしていないのが監督らしさでしょうね。「家族の絆」を再認識させられる感動の映画で、我妻は終盤は泣いてばかりでしたね。
私の中1.jpg

●「私の中のあなた」 My Sister's Keeper

2009年/アメリカ/カラー/110分
配給:ギャガ・コミュニケーションズ/ヒューマックスシネマ
原作:ジョディ・ピコー「わたしのなかのあなた」
監督:ニック・カサヴェテス
日本公開:2009年10月9日

【キャスト】
・アナ・フィッツジェラルド(アビゲイル・ブレスリン)11歳の次女
・サラ・フィッツジェラルド(キャメロン・ディアス)母、元弁護士
・ブライアン・フィッツジェラルド(ジェイソン・パトリック)父、消防士
・ケイト・フィッツジェラルド(ソフィア・ヴァジリーヴァ)長女、白血病
・テイラー・アンブローズ(トーマス・デッカー)ケイトのボーイフレンド、同病者
・ジェシー・フィッツジェラルド(エヴァン・エリングソン)長男
・キャンベル・アレクサンダー(アレック・ボールドウィン)アナの弁護士
・サラの妹(ヘザー・ウォールクィスト)おばさん
・デ・サルヴォ判事(ジョーン・キューザック)娘を失い復帰したての担当判事
・ドクター・チャンス(デヴィット・ソーントン)ケイトの主治医

【ストーリー】

最初の場面は、アナのナレーションから始まる。「私は偶然の産物ではない。遺伝子操作で生れた」
フィッツジェラルド家では、両親と病気の姉・ケイトと兄・ジェシーと母の妹・ケリー叔母さんと私・アナが楽しく食卓を囲んでいる。夜、ケイトは発熱する。

翌日、アナは兄から金をもらう。兄は、その時、本気かよ言った。(理由は最後に分かります)

アナは、敏腕弁護士・キャンベルの事務所を訪れる。自分の身体を守るため、両親を訴えると依頼する。アナはケイトへのスペア・パーツの提供者だった。腎臓移植を断れば、姉が死ぬことは承知していた。弁護士は、「いい度胸だ」といって弁護を引き受けた。

(昔の場面)両親はケイトを病院へ連れて行って検査した。女医は、ケイトが白血病だと両親に告げる。母・サラは「ケイトは絶対に死なせない」と誓った。親戚や親でも適合するドナーがいなかった。医師より究極の打開策を教えてもらう。それは、遺伝子操作で、もう一人子供を作ることだった。臍帯血を利用しての試験管ベイビーである。これによって生れたのがアナであった。

両親のもとに、医療処理拒否の訴訟通知が届く。サラはこれを読んで、アナを殴る。そして家族全員が集まり、アナの話を聞くことになる。アナは自分の体は自分で守るため、腎臓移植を拒否した。父は「ママはすぐ落ち着くよ」と、アナをなだめる。

消防士の父と、元弁護士の母が言い争っているのをアナは目撃する。父は、説得は無理という。
サラはアナの弁護士事務所へ押しかける。裁判を受けて立つ決意をする。

(ネタバレします。これから映画を観る人は、読まないでね)
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(ネタバレします)

ケイトは気分の良い日に外出し、アナに「私は、もうじき死ぬ。死ぬのは怖くない」「私が皆の関心を奪った。ママは全てを犠牲にした(弁護士を止めて看病に専念)。アナには傷つけてしまった」という。

法廷場面。サラは法廷に戻った。キャンベル弁護士は介護犬を伴っていた。「親を拒否しているのではない。医療処置を拒否していると陳述する。女判事は「本人を連れてきなさい」と命じる。
アナが判事の部屋へ入り、二人きりとなる。アナは、ケイトが好きだと涙ぐむ。
私の中2法廷.jpg

判事の机の上の娘の写真を見て、アナは「死んで、どんな気持」と聞く。判事は涙ぐむ。判事「娘のディーナを知っていたのね」と言って、審理は、金曜日にすると宣言する。

兄・ジェシーは、夜の町を彷徨している。

入院している病院の担当医・チャンスとケイトは親しくなり、プリンセスと呼ばれていた。ある日、プリンセスはチャンスに「打つ手はない?あと何日」と聞く。チャンスは「長くない。痛くないようにする」という。

チャンス医師は、母に自宅療養をすすめ、自宅看護師を紹介する。サラはこれを拒否し、入院継続を求める。これらの様子をケイトは遠くから眺めている。

同じ病室で、同病の男子患者・テイラーと知り合う。意気投合しケイトの携帯番号を知らせる。彼から直ぐに電話がある。インチキ番号かどうか確かめたとのこと。今度会う約束をする。

ケイトはボーイフレンドが出来た事により、病状が良くなった。二人がデートの夜、帰ってくるまで両親は心配で寝られない。深夜、テイラーに送られて自宅に戻ってくる。玄関前で二人は抱擁し、キスする。両親はこの様子を窓から安心して見守っている。

戻ったケイトは、寝ているアナの部屋へ来て、キスしたと話す。アナ「ベロ使った?」、ケイト「使わない」

病院で科学療法している時、ケイトは嘔吐する。それをテイラーが世話をする。サラは黙って観ている。テイラーはケイトにガムを渡し、若い患者のダンスパーティーに誘う。

当日、テイラーはタキシード姿で、ケイトの家へ迎えに行く。ケイトは母と買物したカツラやドレスを着て現れる。若い二人を囲み写真と撮りっこする。父はニコニコしながら眺めている。ケイトが父の元へ来て「パパ、私きれい!」、父「楽しんでおいで」、ケイト「パパ大好き」

ダンス会場から、二人は抜け出し、(病院の一室?)ベットインする。ケイト「死ぬこと怖くない?」、テイラー「ガンになったから、君に会えた」

数日後、ケイトはアンに「やったの。3日も彼から電話ない」という。テイラーは死んでいたのである。

ジェシーは夜の町を徘徊し、最終バスに乗遅れ、叱られるのを覚悟で帰宅する。父と顔を合わすが怒らないで「パパは病院へ行く」といって病院へ向かう。

アナと母親との言い争い。最後まで諦めない母。「受け入れるのよ」「できない」

病室で、ケイトがうわ言を言っている。「ビーチ」と言っている。父は、チャンス医師に、一日だけビーチへ行く許可をもらう。

サラは死んでしまうと猛反対するが、「邪魔するな。離婚するぞ」といって、ケイト・アナ・ジェシーを車に乗せビーチへ行く。アナとジェシーがカモメに餌をやり、飛び回っている様子を、ケイトは砂浜に座って嬉しそうに眺める。そこへ、サラとケリーが駆けつける。サラ(母)はブライアン(父)の隣に座りキスをする。夫婦仲直りした様子を見たケイトは手を叩いて喜ぶ。(このビーチの映像は、叙情的であり、ジーンとくるものがありますね)
私の中3ビーチ.jpg

法廷の場面。医師が証言し、ドナー移植に賛成を表す。法廷を抜け出し、アナは病室のケイトに電話し「これ以上無理よ」という。

アナ6歳の時、本人の同意なしで、腰骨に太い注射を打たれ、合併症で6日入院した。とアナの病歴についてキャンベル弁護士がいう。
アナが証言台につく。「裁判を起した目的は?」とサラが質問する。

(数日前)自宅のケイトの部屋がうるさい。アナが部屋へ入ると、酒を飲んだケイトが、この世にバイバイするパーティーを一人でしていた。

法廷では、キャンベルの介助犬が吼えて煩い。弁護士が「ジャッジ」(判事)と怒鳴る。判事は驚くが、犬の名前だった(このようなユーモアが随所にあり)。
アナ「身体は自分のもの」、サラ「何かを隠している」。ジェシーが外から叫ぶ「ケイトは死を覚悟していた」。父「君は聞こうとしなかった」
キャンベル弁護士は法廷外の廊下で倒れる。「てんかん」である(その為の介護犬)。

(数日前)ケイトはアナに「頼みがある。私を自由にして」、アナ「あなたを自由にするために拒否する」、ケイト「死ぬのは怖くない。テイラーに会えるかも。迷ったらモンタナで待っている。有難う」

病室にて。ケイト「ジェシーのせいで、バレたのよ」、サラがアナに「勇気がいったわね」、ジェシー「みんなでピザ食べよう」、ケイト「寝る時は、自分は治ると考える」。医師が来て、「面会時間は終了、みな出て行って」。サラ「今日はママと二人きりにして」

病室ではママとケイトの二人だけ。サラ「怒っているよ。あんたにじゃないよ」。ケイトは私の家族のアルバムをサラに見せる。ケイト「いい人生だった。最高」、サラは泣く。(観客の泣き所)
ケイトは、その夜死んだ。

ケイトの死の御蔭で、家族の生きる力が復活した。ケイトは通りの名前にもなり、法改正にも繋がった。

ある日、キャンベル弁護士が犬を連れてアナの所へ来て、封筒を渡す。「勝訴だ、親の言う事を聞けよ」「ジャッジ」と犬を呼んで車で帰って行く。

その後、ママは弁護士に戻り、ジェシーは大学のアートスクールへ行き、父は早期退職して指導者になった。ケイトの誕生日には、家族揃ってモンタナへ行く。

アナのナレーション「重要なことは、私には素晴らしい姉がいたこと」

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◎昨日(10/4)の阪神タイガース情報

回数:123・456・789・・・・・計・・・・・(安打)
中日:000・000・000・・・・・0・・・・・(4)
阪神:001・000・31×・・・・5・・・・・(8) 残り3試合

【本塁打】桜井12号ソロ(3回、中田)、関本3号ソロ(8回、山井)

○岩田:7回、2安打、5三振、2四球、無失点(7勝4敗)
・アッチソン:1回、2安打、無三振、無四球、無失点
・久保:1回、無安打、1三振、無四球、無失点
●中田:3回、2安打、3三振、1四球、1失点(5勝4敗)

※ヤクルトは負けて、阪神は1ゲーム差で単独3位になりました。
 残り3試合に全勝すれば、自力でCS進出が決ります。ガンバレ・タイガース!

※広島も負けて、広島の4位以下が決定しました。



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