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大阪市立美術館「未来をひらく福澤諭吉展」 [美術館]

9月3日(木)   福澤諭吉展の招待券が当りましたので、昨日行ってきました。
この招待券は、滋賀ガイド(http://www.gaido.jp)のサイトで応募したものが当選しました。
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未来をひらく福沢諭吉展

場所:大阪市立美術館(天王寺公園内)
期間:2009年8月4日~9月6日

閉館が近い為か、鑑賞者は予想外に多かったですね。音声ガイドがありましたので、500円で借りました。作品ナレーションは石坂浩二(俳優)さんで、24作品約25分のガイドでした。

幕末から明治の激動の時代にあって革新的な活動を展開し、日本の近代化に大きな足跡をのこした福澤諭吉(1835~1901)は、大阪と非常に関係の深い人物です。

福澤は、中津藩(大分県)の下級武士の子として、父の任地であった大坂に生れた。早くに父を亡くし中津で育った福澤は、再び大坂に出て緒方洪庵の適塾に入門した。蘭学を学びつつ、青春を謳歌した大坂での日々は、福澤が世の中を見つめるまなざしを形づくりました。1858年には、23歳の若さで江戸に蘭学塾(現在の慶應義塾。この時点から150年になるので本展企画)を開き、その後独学で英語を習得。欧米各国を訪問し、西洋文化を紹介する「西洋事情」や「学問のすすめ」などを著しました。

本展覧会では、福澤の多方面にわたる活動をその遺品、書幅、自筆草稿、著書、およびその門下生たちが収集した美術コレクションなどを通じて紹介します。また、福澤と大坂のゆかりについてもクローズアップします。
混迷の中で試行錯誤を重ねた福澤の姿は、現代社会が未来をひらくヒントを与えてくれるでしょう。(会場配布のパンフレットより抜粋)
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第1部 あゆみだす身体
 福澤諭吉は、文武両道や精神修養といった古い尺度ではなく、人間活動すべての基盤に「身体」を位置づけ、その独立を説きました。独立した個人を支える精神的支柱である家族に、福澤は団欒のある新しい形を求め、それを実践しました。あらゆることについて「独立」の手本を示そうとした個人としての福澤の姿を描きます。

第2部 かたりあう人間(じんかん)
 独立した個人と個人の交際によって、はじめて社会はうまれる。福澤はこう考えました。そして男女間から夫婦、さらには開かれた社交によって、人々は高め合い、文明社会へと進んでいくと説きます。ここでは、福澤が「人間交際」と呼んだ、societyの思想と実践を紹介します。

第3部 ふかめゆく智徳
 福澤は、智性に気品の培養をともなう教育を目指しました。その考え方は「独立自尊」という言葉に集約されていますが、それはいかに生み出され、引き継がれてきたのでしょうか。福澤の学問系譜と、実践の場としての慶應義塾の展開を紹介します。

第4部 きりひらく実業
 福澤は、一身の独立を支えるものとしての経済的自立、また一国の独立のための実業の発展を重視しました。福澤の門下生から多数うまれた実業人は「福澤山脈」と呼ばれています。本展では、地方で活躍した門下生や、福澤が実業に求めたモラルについても焦点を当てます。

第5部 わかちあう公
 「民」の立場を貫いた福澤は、明治政府との関係を築く上で、新しいメディアを活用しました。「演説」や「新聞」です。福澤は、個人と「公」がどのような関係を築くことを望み、何を実践したか、その模索を紹介します。

第6部 ひろげゆく世界
 福澤の海外体験は、彼の人生を大きく変えました。その体験は、世界をみる福澤の目に、どのような変化をもたらしたのでしょうか。アジアへの視点、そして現代に通じる示唆深い提言を問いなおし、彼がやり残した課題を考えます。

第7部 たしかめる共感ーーー福澤門下生による美術コレクション
 福澤は実用本位の人と思われがちですが、「国光は美術に発す」との言葉を残したように、近代社会に果たす文化や芸術の役割を見過していません。事実、福澤の咳に接した門下生たちは、人間交際の場をつくる文化活動を実践しました。本展では、その結実としての美術コレクションの名品を紹介します。

※本展覧会を観て、改めて福澤諭吉の偉大さを認識しました。1万円札に肖像がのるのも、もっともな事と納得しましたね。

【巡展先】
・東京国立博物館:2009年1月10日~3月8日
・福岡市美術館: 2009年5月2日~6月14日

●2008年11月7日に「慶應義塾創立150年記念切手が発行されました。
 この詳細は、こちらをご覧下さい。

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◎昨日(9/2)の阪神タイガース情報

回 数:123・456・789・・・・・計・・・・・(安打)
ヤクルト:000・103・000・・・・・4・・・・・(9)
阪 神:022・032・00×・・・・9・・・・・(11)

【本塁打】
ブラゼル14号2ラン(3回、増渕)、鳥谷15号2ラン(6回、松井)

○岩田:7回、9安打、8三振、無四球、4失点(4勝3敗)
・金村暁:1回、無安打、無三振、無四球、無失点
・筒井:1回、無安打、1三振、1四球、無失点
●増渕:5回、8安打、4三振、6四球、7失点(0勝1敗)

※阪神は、6カード連続勝越中で、3位ヤクルトへ3ゲーム差と迫りました。

※この日のヒーローは、5回満塁で走者一掃の二塁打の狩野選手と、3試合連続本塁打の鳥谷選手です。

※明日もヤクルトに勝って、一挙に肉薄したいですね。
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