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坂越まち並み散策(赤穂市) [旅行]

5月16日(水)      5月4日に赤穂市坂越地区を散策した時の記事を掲載中です。

木戸門跡から海までの旧街道沿いに連なるこの地区(鳥井町・本町)は、往時の面影を最もよく残しているところです。「坂越まち並み館」をはじめ入母屋の大屋根の造り酒屋や酒蔵の白壁、近世後半期から明治初期にかけての厨子二階建の町屋、寺院の門などがならび、連続したなかに変化に富む通りを形成しています。そして、ほどよい通りの幅もあいまって、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

↓「木戸門跡」
坂越2・木戸門跡.jpg坂越3.jpg
↑港の入口として、木で作られた門がここにありました。港では、大きな帆船(廻船)が積み荷の到着を待っていました。たくさんの荷車が、塩や米などを積んでこの門を通って行ったのです。門の大きさは、幅が約4m、高さが約2mでした。

↓「坂越まち並み館」(無料)
坂越1・まち並み館.jpg
↑この建物は、今は「坂越まち並み館」として使っていますが、元は銀行(奥藤銀行)でした。江戸時代も終わりに近づく頃、坂越の大きな帆船(廻船)は、もっぱら塩を運んでいました。ところが明治時代になると、日露戦争の資金を作るために塩の販売は政府が行うことになりました。このため船主たちは、廻船の仕事をやめて銀行を始めたのです。この銀行の向かい側にも、別の船主が始めた銀行(坂越銀行)がありました。

↓奥藤酒造の白壁の酒蔵
坂越4・奥藤酒造酒蔵.jpg
↓「奥藤商事㈱」
坂越5・奥藤商事(株).jpg
奥藤家は、大名の本陣に当てられたほどの格式の高い家屋で、約300年前の建築と伝えられ、当家が営む酒造りの蔵が並ぶ坂越で一番町なみが美しい所です。

↓「奥藤郷土館」(無料)
坂越6・奥藤郷土館.jpg坂越7.jpg

↓「奥藤酒造の売店」
坂越8.jpg坂越9.jpg
↑試飲可能でしたが、車運転しますので遠慮しました。

↓「大道井」(だいどうい)
坂越10・大道井.jpg
↑(写真の左側)大道井は「井筒」とも呼ばれ、「生島の船井」「海雲寺の寺井」とともに坂越の三井と言われた古い井戸でした。この井戸は坂越の人達の生活用水として大切にされ、また坂越浦に寄港する船や旅人の飲み水としても利用されていました。しかし昭和10年(1935)に水道が通り、その役目を終えました。この石は大道井の井戸枠の一部です。大道井は今も道路の下に残っています。

↓坂越大道(旧街道)の全景
坂越11・町並み.jpg

↓「旧坂越浦会所」(無料)
坂越12・旧坂越浦会所.jpg
↑浦会所とは、港を治める役所のことです。坂越の人達は、浦会所に集まって港の事を話し合いで決めていました。浦会所の前はすぐ海でした。大きな帆船(廻船)が荷物をいっぱいに積み込んで、この港から船出しました。この建物は、その頃の姿に復元したものです。2階には赤穂の殿様が港を訪れた時に使った部屋があります。

↓浦会所の二階
坂越13・二階.jpg
↓浦会所の二階からの展望
坂越14.jpg

坂越地図.jpg

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コメント 5

たいちさん

★かずのこさん、nice有難うございます。

★マチャさん、nice有難うございます。

★nikiさん、nice有難うございます。

★miopapaさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2012-05-16 16:06) 

たいちさん

eva-chinさん、訪れいただき、nice有難うございます。
by たいちさん (2012-05-17 13:42) 

collet

この辺りのことは全く知りませんでした。
一度、訪ねてみたいですね~(^^♪
良い所の紹介をありがとうございます!
by collet (2012-05-17 17:30) 

たいちさん

colletさん、niceとコメント有難うございます。
観光ズレしていなく、鄙びた静かな町ですので、おすすめ致します。酒蔵の売店でも商売気がなかったですね。
by たいちさん (2012-05-18 00:36) 

たいちさん

non_0101さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2012-05-18 00:37) 

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