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今のかたち~西日本の民藝(万博公園・大阪日本民芸館)、藤井聡太五冠叡王初防衛 [歴史館・博物館]

5月26日(木)   万博記念公園内にある大阪日本民芸館へ行って来ましたので紹介します。

◎春季特別展「今のかたち~西日本の民藝~」
 春季特別展 大阪日本民芸館開館50周年記念
期間:2022年3月5日~7月18日
会場:大阪府吹田市千里万博公園10-5 大阪日本民芸館
入館料:710円
https://www.sonoligo.com/events/5639
https://www.mingeikan-osaka.or.jp/2022/02/14/%E3%80%8E%E4%BB%8A%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%80%80%E2%80%95%E8%A5%BF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%B0%91%E8%97%9D%E2%80%95%E3%80%8F/

【大阪日本民芸館について】
 大阪日本民芸館は、千里万博公園の文化ゾーンの中に位置しており、日本庭園、国立民族学博物館に隣接しています。1970年3月から9月にかけて開催された日本万国博覧会において、関西財界企業有志と東京・駒場の「日本民藝館」が出展したパビリオンが元になっています。パビリオン「日本民藝館」では、「暮らしの美」をテーマに、江戸期の古民藝、当時の産地の手仕事、個人作家の新作品が展示されました。
 万博終了後、財団法人大阪日本民芸館(2012年4月より公益財団法人へ移行)が設立され、柳宗悦(ヤナギムネヨシ)(1889-1961)が提唱した民藝運動の西の拠点、大阪日本民芸館として1972年に開館しました。陶磁器・染織品・木漆工品・編組品など、国内外から作品を収集し、展示公開を行ってきました。現在は、年2回(春季・秋季)の特別展を開催しています。

【民藝とはなにか】
 民藝とは、民衆的工芸の略で柳らが作った造語です。彼らは、無名の職人によってつくられた日用雑器に驚くべき美を発見しました。
 柳の新しい美の発見はまず朝鮮から始まり、日本の各地方にまで広がりました。当時、柳が発見した品々は、美的価値を認められておらず、「下手物」や「雑器」と呼ばれていました。そこで柳は、これに変わる新しい呼び名として「民衆的工藝」、略して「民藝」という呼び名を創造します。
 民藝という新しい美を世の中に紹介した柳の活動には、陶芸家の濱田庄司(1894-1978)、河井寛次郎(1890-1966)、バーナード・リーチ(1887-1979)、芹沢銈介(1895-1984)、棟方志功(1903-75)といった個人作家達も加わっており、民藝を糧としてそれぞれに優れた作品を生み出しました。
 民藝の特製について、柳は著書「工藝の道」の中で、「実用性」、「無銘性」、「多量性と廉価性」、「地方性」、「協業性」を挙げています。つまり、特定の個人が作ったものではなく、それぞれの地方の暮らしぶりに応じた実用性を、何世代にもわたる職人と使い手が追求してきた結果、自然と生み出された造形を指すものとしています。
 さらに、柳は仏教思想の研究にも力を入れ、民藝との関連にも言及しています。沖縄や北海道をはじめとした地方の手仕事にも目を向け、様々な生活文化の中に美を発見し紹介しました。

★今のかたちー西日本の民藝ー(第1~4展示室・特別展)
 大阪日本民芸館では、春季特別展大阪日本民芸館開設50周年記念「今のかたちー西日本の民藝ー」を開催いたします。
 大阪千里丘陵で開催されたアジア初の国際博覧会であるEXPO’70に、関西財界有志と東京・駒場の日本民藝館は「暮らしの美」というテーマを掲げて、パビリオン「日本民藝館」を出展しました。そして大阪日本民芸館は、EXPO’70終了後の1972年、建物と作品の一部を引き継ぎ、「西日本の民藝運動の拠点」として大阪日本民芸館が開館し、今年で50周年の節目を迎えます。
 本展では、これを記念して関西から沖縄までの西日本で活躍する現役の作り手達を中心に、約100名の作品を全館通して一堂にご覧いただきます。思想家の柳宗悦らが創始した民藝運動は、彼らが見出した美の紹介を主軸に、民藝館という常設展示施設の開館や、民藝協会といったコミュニティの設立、あるいは各地の手仕事の復興や支援など多彩な活動を行ってきました。その中でも、初期から意欲的に取り組まれていたのが、時代に即した新作を生み出し、それらを生活に結ぶことでした。こうした民藝運動には、柳自らが牽引していた当時から陶芸家の濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、染色家の芹沢銈介、板画家の棟方志功など分野が異なる多くの作り手が参加し、担い手として活躍してきました。
 現在でも、民藝運動にはたくさんの作り手が関わっています。彼らは様々な立場、世代、地域性や制作の分野といった異なる状況の中で、それぞれに民藝と向き合いながら優れた作品、品物を生み出しています。
 民藝という言葉のもとに集まった作り手達による「今のかたち」、その多様性や魅力を250点以上の作品を通してご紹介します。第一展示室では関西から山陰山陽・四国エリアの作品を、第二展示室では九州・沖縄エリアの作品を、そして最後の第三・四展示室では大型の染織作品をご覧いただきます。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自由な移動や交流が不自由になってしまった今だからこそ、西日本各地の作り手のもとへ旅をするような気持で展示室をめぐり、現代の優れた手仕事の数々をお楽しみいただけますと幸いです。(以上は会場でもらった資料を転記)

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↓パンフレット
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↓大阪日本民芸館の外観
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↓館内の売店風景
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↓展示室は撮影禁止ですので、以下の写真は上記サイトより借用。
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◎矢野阪神が両リーグ最速の30敗到達 26日にも自力V消滅 マルテは登録抹消へ
https://www.daily.co.jp/tigers/2022/05/25/0015331355.shtml
 阪神は先発の西純矢投手(20)が踏ん張り切れず、連勝が3でストップ。両リーグ最速の30敗到達となった。昨季からの交流戦連勝も7で止まった。26日も敗れ、首位のヤクルトが引き分け以上で自力優勝の可能性が消滅する。
 西純は1-0で迎えた三回、2死一、二塁から浅村に中前へ同点適時打を浴びると、四回には辰己に左中間へ勝ち越しの3号ソロを許す。さらに五回1死一塁から浅村にも左中間へ7号2ランを打たれ、5回を8安打4失点で降板。今季先発した4試合で計6被本塁打となり、今後に課題を残した。
 七回には3番手の斎藤が2死満塁から代打・銀次に左前2点適時打を許し、リードを広げられた。
 打線は二回に大山が先制の左越え8号ソロを放つも、先発の辛島を攻略できず、リリーフ陣にも抑え込まれた。また、「3番・一塁」で先発出場したマルテが、二回の守備から途中交代するアクシデントに見舞われた。初回の走塁時に足を痛めたもようで、出場選手登録抹消の方向となった。

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【本塁打】大山8号ソロ(2) 【マルチ安打】大山2 【マルチ三振】中野2 【失策】原口(5)
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※西純の調子が悪かったが、打撃陣は大山以外不甲斐なかったですね。

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◎藤井聡太五冠、叡王初防衛 出口若武六段に3連勝
https://www.asahi.com/articles/ASQ5S65PZQ5SUCVL031.html?iref=comtop_IgoShougi_02
 藤井聡太叡王(19)と挑戦者の出口若武(わかむ)六段(27)が戦う第7期叡王戦五番勝負(不二家主催)の第3局が24日、千葉県柏市で指され、藤井叡王が勝った。対戦成績3勝0敗でタイトルを防衛し、竜王、王位、王将、棋聖と合わせ五冠を守った。
 藤井叡王はこの日の勝利で、タイトル戦の連勝記録を羽生善治九段(51)と並ぶ歴代2位タイの13とした。1位は大山康晴十五世名人(故人)の17連勝。
 先手の藤井叡王の誘導で、第2局の千日手局を含めて今シリーズ4回目の「相懸かり」の戦いとなった。双方が4時間の持ち時間を使い切る「1分将棋」の熱戦になったが、ギリギリの終盤戦を藤井叡王が制した。藤井叡王は「最後まで苦しい局面が続いた」と振り返り、タイトル防衛について問われると「中盤で長考した場面が多かったが、それでもなかなか判断がつかないこともあった。そのあたりは課題を感じた」と話した。タイトル初挑戦の出口六段は「今日の将棋を負けたのは悔しい。もう少し鍛え直して上に上がっていければ」と話した。

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