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「ウポポイ(民族共生象徴空間)」の発行、一人10万円給付 [特殊切手]

4月21日(火)   日本郵便㈱は、アイヌ文化の復興などに関するナショナルセンターとして、アイヌの歴史、文化などに関する国民各層の幅広い理解の促進と、将来へ向けてアイヌ文化の継承および新たなアイヌ文化の創造発展につなげるための拠点となるよう、「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が2020年4月24日に北海道白老町にオープンすることを記念して、特殊切手「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を本日発行します。

★新型コロナの状況を踏まえ、オープンは5月29日(金)に延期決定。
https://ainu-upopoy.jp/information/2020/04/post-14.php
★「ウポポイ」の由来はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味する。

ウポポイシート.jpg

◎ウポポイ(民族共生象徴空間)
発行日:令和2年(2020年)4月21日(火)
料額・種類:84円×10種類
シート構成:10枚(縦2×横5)
シート背景:ウポポイの完成イメージ図
切手デザイン:丸山 智
      ウポポイの完成イメージ図やアイヌの伝統的な暮らしにちなんだものをデザイン。
版式刷色:オフセット6色
発行枚数:500万枚(50万シート)
銘版:エンスケデ社(オランダ王立印刷局)

↓(1)マキリ(小刀)
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↑アイヌ文様を彫り込んだ小刀です。動物を解体する、魚をさばく、裁縫をする、木彫品を作るなど 多目的に使われ、男女ともに、いつも腰から佩緒(はきお)で提げていました。

↓(2)イタ(盆)
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↑木製のお盆で、アイヌ文様が彫刻されています。お盆は、食べ物を盛りつける食器のひとつとして 使われました。文様は対称的に配置されたものが多く残っています。

↓(3)ムックリ(口琴)
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↑マウスハープに属するアイヌの伝統的な楽器です。紐を引いて弁を振動させ、口のなかに反響させ ることによって音を出します。

↓ (4)エムㇱ(刀)とエムㇱアッ(刀帯)
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↑エムㇱは宝刀で、エムㇱアッはアイヌの男性が儀礼の際に、刀を盛装として身につけるための帯の ことです。儀礼のほかに、刀を壁や祭壇に掛ける時にも使われました。

↓(5)アットゥㇱ(樹皮衣)
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↑アイヌの人たちの伝統的な衣装です。オヒョウやシナノキなどの繊維から作った糸を織って布をつ くり、それを仕立てて伝統的な文様の刺繍などを入れました。

↓(6)タマサイ(首飾り)
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↑ 日本本土や沿海州方面との交易で手に入れたガラス玉を多数貫いた首飾りです。中央部には「シト キ」と呼ばれる金属板が取り付けられる。母から娘へ、女系で伝えられる財産です。

↓(7)トンコリ(五弦琴)
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↑ 樺太(サハリン)や北海道の北部に伝承された長さ 1m前後の弦楽器です。5 つの弦が張られてい て、この弦をはじくことで曲を奏でます。

↓(8)アイヌ古式舞踊
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↑ UNESCO 世界無形文化遺産に登録されています。踊りには、キツネやタンチョウなど生き物の姿をま ねた踊り、悪い神を威嚇する呪術的な踊り、それにお盆や棒を使ったゲームの要素を盛った踊りなど、 多くの踊りがあります。切手のデザインは「サロルンチカプリムセ(鶴の舞) 」です。

↓ (9)イクパスイ(捧酒箸)とトゥキ(杯)
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↑ カムイ(神)に祈りを捧げる際に使います。トゥキは漆器で、このなかにはお酒が注がれます。イ クパスイはさまざまな彫刻が入ったヘラ状の儀式用具で、この先端にお酒を付けて祈りをささげると お酒とともにカムイのもとに祈り言葉が届くと考えられていました。

↓ (10)ルウンペ(木綿衣)
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↑本州などから入ってきた木綿で作られた衣装で、細く切った色布を貼り付け、刺繍を施しています。 おもに北海道の南の地域でつくられました。


★アイヌとは(Wikiより抜粋)
アイヌは、元来は狩猟採集民族であり、物々交換による交易を行う。独自の文化を有する。母語はアイヌ語。独特の文様を多用する文化を持ち、織物や服装にも独特の文様を入れる(かつては、身体にも刺青を入れた)。家(住居)(アイヌ語で「チセ」)は、(昭和期以降の学者らが)「掘立柱建物」と呼ぶ建築様式である。
アイヌは生業から得られる毛皮や海産物などをもって、和人からは米などの食料、漆器、木綿、鉄器などを入手。黒竜江下流域や沿海州との山丹交易を仲介したほか、カムチャツカ半島南部の地域と交易を行い、永くオホーツク海地域一帯に経済圏を有していた。
だが、19世紀に列強の国々が領土拡張するにあたり、多くの先住民族が(列強の政府によって、各国に)「編入」され、19世紀中頃にはアイヌも同様の運命をたどった。1855年2月7日(安政元年12月21日)の当時のロシア帝国との日露和親条約により、当時の国際法の下、一部がロシア国民とされた。日本でも明治時代(1868年~1912年)に、明治政府により、「蝦夷地」の「開拓」が強く推進されるようになり「開拓民」が送り込まれ、アイヌの人々の土地はまたも侵略されるようになった。(和人の)明治政府は、アイヌの土地を(暴力的に)奪い、取り上げ、(アイヌは狩猟採集が生活基盤だったのに)サケやシカの猟を禁止してしまい(それによって生活困窮状態に追い込み)、さらにアイヌ語やアイヌの生活習慣まで禁止した。
現在、アイヌは日本とロシアに居住する「少数民族」である。現在の日本国内では北海道地方の他に首都圏等にも広く居住している。1989年の東京都の側の調査(あくまで「和人」の側の行政府側の調査)では「都内には2700人が暮らしている」とされたが、これはあくまで「自己申告」の調査にすぎず、アイヌではルーツを隠して暮らしている人や、自分がアイヌであることを親から知らされていない人も多く、首都圏では少なくとも5000人~1万人のアイヌが暮らしていると、首都圏で活動しているアイヌの団体は推定している。
2019年4月19日、国会はアイヌ民族を日本の先住民と認めて支援を行うアイヌ民族支援法を制定した。
 アイヌとはアイヌ語で「人間」を意味する言葉で、もともとは「カムイ」(自然界の全てのものに心があるという精神に基づいて自然を指す呼称)に対する概念としての「人間」という意味であったとされている。

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◎新型コロナ対策の10万円給付、郵送とオンラインで申請受付へ-総務省
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-20/Q92W31T0AFB401
↓(ブルームバーグ)
総務省は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として決定した一律10万円給付の申請方法を公表した。郵送に加え、マイナンバーカードを所持している場合はオンラインでも受け付け、早期の給付を目指す。
  総務省のウェブサイトによると、郵送の場合は市区町村から送られてきた申請書に振込先口座を記入し、口座の確認書類と本人確認書類の写しを返送する。マイナンバーカードを所持していれば、政府が運営するオンラインサービスに口座を入力し、確認書類をアップロードすることで申請が可能。感染拡大防止のため、やむを得ない場合に限り、窓口での申請や給付を認める。
  給付対象になるのは、基準日の4月27日に住民基本台帳に記録されている人で、世帯主がまとめて受給する形を取る。受付と給付開始日は、各市町村が決定するとしており、申請期限は郵送での受付開始日から3カ月以内とした。
  菅義偉官房長官は20日の記者会見で、「できる限り早期に給付ができるよう政府を挙げて作業を行っていきたい」と述べるとともに、これまでの給付金と同様に所得税や個人住民税は非課税とする方針を示した。

★シャープ製のマスク、21日にネット販売 1人1箱限定
https://www.asahi.com/articles/ASN4N54MQN4NPLFA00M.html?iref=comtop_8_04

★安倍首相が“口撃”した、朝日新聞3300円マスクの製造元「ぼったくりと言われた」
https://news.livedoor.com/article/detail/18148849/

★住居確保給付金、今すぐ確認を 家賃払えぬ人の対象拡大
https://www.asahi.com/articles/ASN4N5DCSN4MUUPI001.html?iref=comtop_8_05

★休業要請は「不可抗力」か 手当の支払い義務めぐり論争
https://www.asahi.com/articles/ASN4N41B9N4KULFA026.html?iref=comtop_latestnews_04

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