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伝統色シリーズ 第2集、いかなご漁解禁 [特殊切手]

3月6日(水)   日本郵便㈱は、日本人が四季折々の日常生活の中で継承してきた日本の伝統色を題材とした、特殊切手「伝統色シリーズ 第2集」を本日発行します。
なお、本シリーズは四季をテーマに発行しており、第2集では「春」をメインテーマとしています。

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◎伝統色シリーズ 第2集
発行日:平成31年(2019)3月6日(水)
料額・種類:(A)62円×10種類(シール式)、(B)82円×10種類(シール式)
シート構成:共に、10枚(縦2×横5)
切手デザイン:星山 理佳、 助言・監修:日本色彩研究所
版式刷色:オフセット6色
発行枚数:(A)1,000万枚(100万シート)、(B)2,500万枚(250万シート)
銘版:カルトール社

<62 円シート>
↓(1)蒲公英色 (た ん ぽ ぽ)
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↑タンポポの花のような明るい黄色。一般には黄色が多いのですが、関西に多く見られるシロバ ナタンポポなどは白から薄いクリーム色をしています。

↓(2)水 色(みず)
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↑水の色をイメージした薄い緑みの青です。水は無色透明ですが、水中では青い光が多く散乱さ れ水面は青みを帯びて見えます。

↓(3)藤紫色( ふじむらさき)
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↑ 藤の花のような薄い紫を藤色といい、それよりも少し濃い色が藤紫です。明治時代の文学や絵 画によく登場した色です。

↓(4)菜の花 色 (なのはな)
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↑アブラナ(油菜)の花のような明るい緑みの黄色。江戸・明治時代にはこれを搾った菜種油が 行灯に用いられていました。

↓(5)墨 色(すみ)
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↑木や骨などを燃やした炭やすすは最も古い染料や絵の具の一つで、ラスコーなどの洞窟壁画で も黒の表現に用いられていました。

↓(6)躑躅 色(つつじ)
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↑赤躑躅(あかつつじ)の花の色に由来する、紫みを帯びた赤い色です。平安時代から使われて います。

↓(7)黄水仙 色(きずいせん)
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↑春に濃い黄色の花を咲かせる黄水仙に由来します。黄水仙は江戸末期に南ヨーロッパから観賞 用として渡来しました。

↓(8)萌黄 色(もえぎ)
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↑ 春になり木や草の葉が萌え出るさまを表す色名。平安時代から用いられており、黄緑色の代表 的な伝統色名です。

↓(9)桃 色(もも)
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↑桃の花の色から名づけられた紅のあせた色です。実際の花よりも濃い色となっています。

↓(10)海 松色(みる)
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↑海藻の海松(みる)に由来する暗く鈍い黄緑(オリーブグリーン)です。「万葉集」にも詠ま れていますが、色名としては平安時代以降に用いられています。


<82 円シート>
↓(1) 鶯 色(うぐいす)
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↑ 「春告鳥(ハルツゲドリ)」とも呼ばれるウグイスの羽の色のような、くすんだ黄緑色です。

↓(2)薄群青 (うすぐんじょう)
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↑古代から使われてきた群青は青紫色をした貴重な岩絵の具です。薄群青はその群青を薄めた明 るい青紫色です。

↓(3) 菫 色(すみれ)
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↑「万葉集」の時代から人々に親しまれてきたスミレの花のような、鮮やかな青紫色です。

↓(4)砂 色(すな)
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↑砂のような、黄色がかった薄い灰色です。サンド(sand)の訳語として近世に生まれました。


↓(5)緋 色(ひ)
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↑茜染めによる最も鮮やかな黄みの赤のこと。元は緋(あけ)と読み、明るさを表す「あか」と 同じ意味がありました。

↓(6)若 草色(わかくさ)
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↑ 春先に芽吹いた若い草の色のようなさえた黄緑を表す色名で、春の訪れを感じさせる生命感に あふれた色です。

↓(7) 桜 色(さくら)
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↑桜の花の色に由来する薄い紫みのピンク色。花弁は 1 枚だとほとんど灰色にみえますが、重な り合うとピンク色が増して見えます。

↓(8)山吹色( やまぶき)
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↑ ヤマブキの花の色のような赤みの黄色。「こがね色」と同じように、大判や小判の隠喩として 用いられることもあります。

↓(9) 曙 色(あけぼの)
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↑明け方の日の光に色づく東の空の色に由来する、ほのかな黄みの赤です。東雲色(しののめい ろ)ともいいます。

↓(10)猫柳色 (ねこやなぎ)
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↑春先に咲く猫柳の花穂(かすい)のくすんだ黄緑色です。毛のフワフワした花穂を猫の尾に見 立て、ネコヤナギと呼ばれます。

【過去の伝統色シリーズ発行一覧】
・第1集「秋」:2017年9月20日発行
・第2集「春」:2019年3月6日発行

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◎イカナゴぎっしり、続々水揚げ 播磨灘と大阪湾で漁解禁
https://www.asahi.com/articles/ASM353K64M35PQIP00M.html?iref=comtop_list_nat_n05
↓(朝日新聞デジタル)
播磨灘と大阪湾で5日、イカナゴの新子(稚魚)漁が解禁された。夜明け前に出漁した漁船が林崎漁港(兵庫県明石市)に戻ると、イカナゴがぎっしり詰まった籠が次々と水揚げされた。
 林崎漁協によると、昨年より漁獲量は多く、1籠(約25キロ)あたりの初競り値は6万7600円と、昨年より2万円ほど高いという。イカナゴの全長は約5センチ前後で、例年より少し大きいという。
 イカナゴを炊いた「くぎ煮」は瀬戸内の春を告げる郷土料理。久留嶋継光総務係長(29)は、「不漁が続いていたが、イカナゴを待っている食卓に行き渡るよう、この調子で漁獲が続いてほしい」と話した。

※我家では毎年、「クギ煮」を炊いて、親戚や友人に届けています。今年の市場価格はどのくらいでしょうね。

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