SSブログ

マルク・シャガール展(大丸心斎橋店)、パーソン・オブ・ザ・イヤー、有馬記念、宇野昌磨優勝 [美術画廊]

12月26日(月)   先日、大丸心斎橋店の美術画廊に立ち寄りましたので紹介します。

◎マルク・シャガール展
期間:2022年12月21日(水)~12月27日(火)
会場:大丸心斎橋店本館8階 アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ
https://www.daimaru.co.jp/shinsaibashi/artglorieux/tenran/2022/dec_chagall/
https://media.and-art.jp/art-studies/modern-art/who_is_chagall/
 20世紀を代表する巨匠画家マルク・シャガールの原画作品を特別に集めて展覧いたします。
ロシアに生まれ、戦争に翻弄されながらもエコール・ド・パリを代表する作家として今日でも世界的な人気を誇ります。
 当時の前衛的手法とロシア系ユダヤ文化の土着性を融合させた独特の世界観で高い評価を得ました。
愛に満ちた幻想的な作風から、色彩の魔術師と謳われています。
 本展では、広い制作年代かつ、キャンバスのみならずコラージュなど様々な技法の作品を一堂に展示し、シャガールの作品世界の魅力を存分に感じていただける構成となっております。

マルク・シャガールの人生https://media.and-art.jp/art-studies/modern-art/who_is_chagall/
ユダヤ人街での幼少期
シャガールは1887年7月7日、旧ロシア帝国(現ベラルーシ共和国)の村ヴィーツェプスクに、9人兄弟の長男として商人の両親のもとに生まれる。当時人口のおよそ半分をユダヤ人が占めていたこの村は、ユダヤ教正統派から異端とみなされていたカバラ教義から派生した「ハシディズム文化」の中心地だった。シャガールもユダヤ系の家庭に生まれ、世界観にハシディズム文化から大きな影響を受けている。

ロシアからパリへ
1906年、シャガールは地元で絵を習い始めるものの、アカデミックな教育が自身に合っていないと気づき、サンクトペテルブルクの美術学校に入学。滞在中、ポール・ゴーギャンなどフランスの先進的な美術に触れ、1910年には芸術の都パリへ。キュビスムが注目されていた頃のパリで、エコール・ド・パリの画家たちや、ギヨーム・アポリネールら詩人たちと交流した。キュビスムだけでなくフォーヴィスムやシュプレマティスム、シュルレアリスム、象徴主義などさまざまなスタイルを吸収しながらも、物語性のある具象画にこだわり続け、しだいに頭角を表す。

結婚、画家としての成功
最愛の妻ベラ・ローゼンフェルトは、ヴィーツェプスクの裕福な宝石商の娘。身分違いの恋ながら、情熱で1915年に結婚にこぎつけた。二人の間には娘イダも生まれ、幸せな家庭を築いた。
 結婚の前年である1914年には、ドイツで初個展を開催。ロシアでの展示も成功させ、富裕層のコレクターの間で人気が高まっていった。書籍のイラストレーションも多く手がけるようになり、ロシアで画家として認められるようになる。

世界大戦とアメリカ亡命
順風満帆に見えるシャガール一家だが、ベラと婚約していた頃には第一次世界大戦が勃発。終戦後も飢饉などにより厳しい生活を強いられる時代だった。そのため、1917年のロシア革命後には一時的にベルリンに亡命する。
 また、故郷の「人民美術学校」で教鞭をとることになるが、カシミール・マレーヴィチと折り合いがあわなかったこともあり、退職。モスクワ滞在を経て1923年には再びパリへ戻った。そして、ニコライ・ゴーゴリ『死せる魂』、17世紀の詩人による『ラ・フォンテーヌの寓話』などの挿絵のために版画制作を始める。
 その後ナチスによる近代美術の弾圧やフランス占領が進み、ユダヤ人迫害が始まって危機が迫ると、シャガールは1941年にアメリカに亡命。すでに国際的な知名度があり、1945年にはニューヨーク近代美術館で回顧展が行われ大成功を収めた。
 しかし第二次世界大戦中、ウイルスに感染したベラが、薬不足により治療を受けられないまま48歳で死去。悲しみに暮れたシャガールはしばらく制作をやめ、再婚後も絵の中にベラの姿を描き続けた。

活躍分野を広げた晩年
戦争が終わってフランスに戻り、コート・ダジュールに居を構えたシャガールは、ニース近郊に住むアンリ・マティスやパブロ・ピカソと制作をともにすることもあったという。
 以前から交際していたヴァージニア・ハガードとは、同棲して息子をもうけていたが、1952年には破局。娘イーダの紹介で知り合ったキャリアウーマン、ヴァランティーナ・ブロドスキー(バーバ)と再婚する。
 晩年は絵画から離れ、彫刻、セラミック、ステンドグラス、タペストリーなど制作の幅を広げた。70代になってから、国を代表する歌劇場であるオペラ座の天井画を依頼され、無事完成させている。モダニスト最後の巨匠として活躍を続け、1985年3月28日、97年の生涯の幕を閉じた。

↓案内状
シャガール7.jpg
シャガール8.jpg

以下の画像は、画像サイトより借用(出品とは一致しません)

↓「7本指の自画像」
シャガール2・7本指の自画像.jpg

↓「散歩」
シャガール3・散歩.jpg

↓「私と村」
シャガール4・私と村.jpg

↓「魔笛」
シャガール5・魔笛.jpg

↓「緑色のヴァイオリン弾き」
シャガール6・緑色のヴァイオリン弾き.jpg

※1億から2億円もする原画が沢山無造作に展示されていて圧倒されました。

【過去のシャガール展のブログ記事】
2012年11月26日掲載:シャガール展~愛の物語(京都文化博物館)

======================================


◎「今年の人」にゼレンスキー大統領 米タイム誌が選出 「見たことない方法で世界奮い立たせた」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/218675
 米誌タイムは7日、2022年の「今年の人(パーソン・オブ・ザ・イヤー)」に、ロシアの侵攻と戦うウクライナのゼレンスキー大統領と「ウクライナの精神」を選んだ。同誌はゼレンスキー氏について「この数十年間に見たことのない方法で世界を奮い立たせた」と説明した。
 ゼレンスキー氏は今年2月の侵攻開始後もウクライナ国内にとどまって徹底抗戦。オンライン演説などでロシアの不当性やウクライナへの支援を国際社会に訴え続けている。
 タイム誌は、同氏の積極的な発信が、国連での圧倒的多数によるロシア非難決議採択や、ウクライナ国旗の青と黄色が世界の建造物を照らし出す「支援の輪」につながったと指摘。「別の誰かがウクライナを率いていたら、キーウ(キエフ)の国会議事堂にロシア国旗がはためいていたかもしれない」とした。
 また、食料や医療支援などに尽力した人々の「ウクライナの精神」を含め、「勇気は恐怖と同じくらい人々に伝わることを証明した」と称賛した。
      今年の人.jpg

【昨年のパーソンオブザイヤーのブログ記事】
2021年12月16日掲載:イーロン・マスク(実業家)

=========================================


◎【有馬記念】3歳馬イクイノックスが古馬を圧倒
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb16709e49ae8afa615e82c002cadefad9386752
有馬記念.jpg 12月25日、中山11Rで行われた第67回有馬記念(3歳上オープン・G1・芝2500m・1着賞金=4億円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、イクイノックス(牡3・美浦・木村哲也)が勝利しG1・2勝目をマーク。天皇賞・秋に続いて再び古馬を圧倒した。勝ちタイムは2分32秒4(良)。
 2着に6番人気のボルドグフーシュ(牡3・栗東・宮本博)、3着に3番人気のジェラルディーナ(牝4・栗東・斉藤崇史)が入った。
 ルメール騎手の手綱に導かれてイクイノックスが古馬を撃破し、現役最強を証明した。タイトルホルダーが逃げる展開の中、激しい先行勢を見ながら、勝負どころでは抜群の手応えで進出。外をからあっという間にライバルを交わして行き直線半ばで先頭に立つと、そのまま2馬身半突き抜けてゴールした。
 有馬記念を勝ったイクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイローという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は6戦4勝。重賞は2021年東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)、22年天皇賞・秋(G1)に次いで3勝目。鞍上のC.ルメール騎手は同レース3勝目、管理する木村哲也調教師は初勝利。
【全着順】
1着 イクイノックス C.ルメール
2着 ボルドグフーシュ 福永祐一
3着 ジェラルディーナ C.デムーロ
4着 イズジョーノキセキ 岩田康誠
5着 エフフォーリア 横山武史
6着 ウインマイティー 和田竜二
7着 ジャスティンパレス T.マーカンド
8着 ディープボンド 川田将雅
9着 タイトルホルダー 横山和生
10着 ヴェラアズール 松山弘平
11着 ボッケリーニ 浜中俊
12着 ポタジェ 吉田隼人
13着 ラストドラフト 三浦皇成
14着 アリストテレス 武豊
15着 アカイイト 幸英明
16着 ブレークアップ 戸崎圭太

====================================


◎宇野が3年ぶり5度目の優勝 2位に島田、3位は友野
https://sports.yahoo.co.jp/contents/12167
フィギュア6.jpg フィギュアスケートの全日本選手権は25日、東和薬品RACTABドーム(大阪府門真市)で男子フリースケーティングが行われた。22年世界選手権王者の宇野昌磨(トヨタ自動車)は191.28点をマークし、合計291.73点で3年ぶり5度目の優勝を果たした。
 2位には合計252.56点で島田高志郎(木下グループ)が入り、友野一希(上野芝スケートクラブ)が合計250.84で3位。2位から5位までが10点差以内という接戦から抜け出した2人が、初めて表彰台に上がった。

   フィギュア5.jpg
フィギュア7.jpg

#####################################

nice!(14)  コメント(3) 
共通テーマ:アート

nice! 14

コメント 3

たいちさん

★鉄腕原子さん、nice有難うございます。

★kameさん、nice有難うございます。

★ふるたによしひささん、nice有難うございます。

★かずのこさん、nice有難うございます。

★tarouさん、nice有難うございます。

★じーバトさん、nice有難うございます。

★ritton2さん、nice有難うございます。

★xml_xslさん、nice有難うございます。

★@ミックさん、nice有難うございます。

★tomi_tomiさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2022-12-26 09:16) 

たいちさん

★kousakuさん、nice有難うございます。

★ryo1216さん、nice有難うございます。

★kouさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2022-12-26 17:07) 

たいちさん

ライスさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2022-12-27 23:23) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。