SSブログ

ユーキャン新語・流行語大賞、三省堂今年の新語、GPファイナル中止、女子テニス中国中止 [ニュース]

12月3日(金)   2021年12月1日、都内会場にて、第38回『「現代用語の基礎知識」選 2021ユーキャン新語・流行語大賞』の表彰式が執り行われました。
 司会の宮本隆治さんを始めとして、選考委員のやくみつるさん、室井滋さんなどの著名人が列席。今年の新語・流行語大賞 年間大賞&トップ10がついに発表されました。

◎2021年ユーキャン新語・流行語大賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000926.000007628.html

2021年の年間大賞&トップ10
<年間大賞>
■リアル二刀流/ショータイム

<トップ10>
■ジェンダー平等
■うっせぇわ
■親ガチャ
■ゴン攻め/ビッタビタ
■人流
■スギムライジング
■Z世代
■ぼったくり男爵
■黙食
■リアル二刀流/ショータイム
流行語1.jpg

【年間大賞】
リアル二刀流/ショータイム※大谷 翔平 さん(ロサンゼルス・エンゼルス所属)
流行語11.jpg
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が今期、アメリカン・リーグのMVPを受賞した。打ってはホームラン46本、投げては9勝の実力でMVPの獲得票数満票だ。
大谷選手の二刀流は今年、リアルがつく。1つの試合で「指名打者・先発」として出場するのだ。
野球の神様、元祖二刀流のベーブ・ルースの「2桁本塁打&2桁勝利」を103年ぶりに塗り替えることはかなわなかったが、大谷選手の「二刀流」は大リーグで不動のものとなった。
2回の手術でも二刀流をあきらめず、ゴミを拾い、審判に敬意を払い、雄たけびがクール、笑顔がキュート・・・・・。
大谷選手のすごさを挙げればきりがない!つまりは、みんなSHOHEIが大好きだっていうことさ!

【トップ10】
うっせぇわ※Ado さん(歌い手)
流行語12.jpg
大人に悪態をつくのは、思春期の不良と相場は決まっていた。しかし、この歌の主人公は「ちっちゃな頃から優等生」だそう。
そのわりにあまりに激しい「うっせぇわ」。ミュージックビデオでは歌い手本人ではなくイラストの少女がかみつかんばかりに叫んでいる。これが、マスクはずしちゃだめ、近づいちゃだめ、消毒しなきゃだめ、お酒飲んじゃだめ、だめだめ規制続きの日々に響きに響いた。テンポよしノリよしで子どもが歌い、親はことばが悪いと注意しながらもつられて口ずさむ。1年以上続くコロナ禍で鬱屈した空気を思い切り晴らしてくれたのだ。
歌詞をよく読むとこれは昭和の飲み会撲滅運動の歌にもとれる。
しかしコロナで「酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい」「皆がつまみ易いように串外しなさい」はしてはいけなくなっている。「会計や注文」もタブレットでできるようになっている。あとは繰り返し同じ話をしなければ飲み会つき合ってくれますか?

親ガチャ※受賞者なし
流行語13.jpg
ガチャガチャで出てくるアイテムのように親を自分で選べないことで、親が当たりだったりはずれだったりすることをひと言で表現したことば。生まれた時の環境や親で自分の人生が決まっているという人生観が今の若者に広がっているのだという。
親は子どもに自分のことは棚に上げ「努力すればなんとかなる」「あきらめなければ道は開ける」といつもがんばることを求めてきたわけだが、これを言われちゃ子どもはつらい。
大人も子どももコロナ禍での外出自粛やストレスを感じる日々で、社会的孤立も増えている。生きづらさを抱えた姿が若者世代の「ガチャはずれ」の吐露につながっているケースもあるのだろう。親や家族に限らず、生まれた時代、国や地域など「はずれ」も「当たり」も多様だ。
人とのつながりが求められる時代、ソーシャルディスタンスを気にせず支えあいながら暮らしていける世の中であってほしい。

ゴン攻め/ビッタビタ※瀬尻 稜 さん(プロスケートボーダー)
流行語14.jpg
新競技の解説は重要だ。なんだか日本人選手ががんばっているらしいとスケートボード競技を見ようとチャンネルを合わせてみたものの、何回回ったのかも追いきれない。デッキやノーズなどカタカナ語のオンパレードで、技名に至ってはノーリーバックサイド270スイッチボードスライド、キックフリップ540メロングラブなど…。「私たちが見る競技ではないのか」とあきらめかけた中高年を救ったことばが「ゴン攻め」だ。
手すりや階段などの難所をがんがん攻めることをいうそうだ。ねらい通りの場所にぴったりはまることは「ビッタビタ」。これらのことばによってスケボーを知らない多くの視聴者も、より身近に選手の果敢さ緻密さ、危険そうに見えてやっぱり危険と隣り合わせであり、それに瞬間瞬間挑み続ける競技に魅了されていったのだ。わが日本のリーダーは聞くことが得意だという。受け身を武器にしていないで、イノベーションにゴン攻めしてビッタビタに決めてほしい。

ジェンダー平等※芳野 友子 さん(日本労働組合総連合会 会長)
流行語15.jpg
「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」と日本オリンピック委員会の評議委員会で堂々と持論を披露し辞任に追い込まれた森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会前会長。
「すべての人が性別にかかわらず平等な機会と権利を持ち得ること」を意味するジェンダー平等は、今年浸透したSDGs・持続可能な開発目標の1つだ。日本の達成度はとみてみると国会でも女性の議席数、また賃金格差は最低ランクに分類されている。
危機感をいだくのは当然として、議員や管理職級の女性の割合を増やしてあげることがジェンダー平等だと勘違いしている人もまだ多いようだ。先入観や思い込みなどの「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」に気づき、だれもが今いる場所で存在を認められる世の中にしていくためには、おかしいことにはおかしいと言える社会である必要があるのだ。

人流※寺前 秀一 さん<株式会社システムオリジン 人流・観光研究所所長(観光学博士)>
流行語16.jpg
「3密」「ソーシャルディスタンス」「夜の街」に続く今年の感染予防にまつわるキーワードが「人流」だ。人の生活をデータとしか見ていない気持ちの悪さはあるものの、強制できない日本での和製ロックダウンの造語としては苦心の作ではあったのだろう。
3度目の緊急事態宣言の発令で国民に人流抑制、酒類の提供禁止が求められる一方で、中止に追い込まれたものの五輪パブリックビューイングの準備が進められ、札幌ではマラソンのテスト大会が開催された。
オリンピックのための緊急事態宣言であることはもはや明白、開催中止を求める声が徐々に高まった。
7月、8月には新規感染者数最大となった第5波が到来したが、パラリンピックが開幕した後には徐々に減少していった。日程と感染者数拡大のグラフは重なっているが、人流抑制の効果のほどはどうだったのか、専門的分析が待たれる。

スギムライジング※杉村 英孝 さん(東京2020パラリンピック競技大会 ボッチャ日本代表 火ノ玉JAPAN)
流行語17.jpg
ジャックボールという目標の白い球に赤・青の球が火花を散らすミリ単位の集中戦、そこにボッチャの宇宙をみた。
イタリア語でボールを意味するボッチャはパラリンピック独自の競技で、周囲がおよそ27センチ、ちょうどおにぎりくらいのボールが転がり、ゆっくり弾み、そして乗り上げる。ボールの表面は柔らかくあまり弾まず転がりにくいのだが、密集したボールに乗り上げる技がライジングだ。ライジングは非常に難易度が高い。杉村選手が繰り出すこの精密なコントロールを人は「スギムライジング」とよんだ。
乗り上げるだけではない。当てたボールを狙った位置に動かして自らのボールを得点できる究極のポイントで止めるなど、技が光った。
緊急事態宣言下のステイホーム期間で初めてボッチャを見て、息をのむ攻防に魅せられた人は多いだろう。
スギムライジングは東京パラリンピックを一気に身近にしてくれた。

Z世代※TOKYO MX 堀潤モーニングFLAGの皆さん
流行語18.jpg
1990年代後半~2000年代に生まれた現在10~20代前半がそうよばれる。
この世代を象徴するものが何かというと、それはもうスマホである。「スマホ」が新語・流行語大賞を受賞したのが2011年、小学生の時には手に持つおもちゃはスマホだった世代だ。スマホは、世界をつなぐ。世界の皆が同じアプリを使い同じものを見て同じものをおもしろいと思う。動画なのでことばはいらない。この実際を見せてくれたのが、スケボー女子たちだ。4つのメダルを獲得した彼女らは世界のプレー仲間と練習の技を動画で撮ってシェアするのだそう。技は盗むもの、秘密にするものだと思っていた時代はもう古い。シェアしてお互いを「いいね!」し、自分も挑戦し出来たらまたシェアし、一緒に喜び高めていくのだという。まさに理想のライバル関係を見せてくれた。Z世代が世界の指導者になる時代、シェアシェアで機密事項はなにもなく、国同士「いいね!」し合って安全保障なんていらなくなっている、なんていう未来が来てほしい。

ぼったくり男爵※一般社団法人共同通信社 外信部の皆さん
流行語19.jpg
2021年5月、第4波が到来、東京オリンピック・パラリンピック開幕まであと2カ月半となるこの時期、国民の不安は高まっていた。
〝コロナに打ち勝っていないのになぜ開催するのか〟の疑問に対し「国民の命と健康を守っていく」の一点張りでスルーし、政治家の先生方はひたすら国際オリンピック委員会(IOC)のご機嫌を損ねぬよう立ち居振る舞ってみせた。トーマス・バッハ会長らは日本の感染状況に配慮をみせることなく開催に突き進み、日本が主権さえ手放したように見えるこの状況をアメリカのワシントンポスト電子版は「IOCは商業主義で日本を踏み台にしている」と指摘した。この記事で使われた「Baron Von Ripper-off」にあてられた和訳が「ぼったくり男爵」。一度聞いたらそうとしか見えないピッタリさで瞬く間に拡がった。
選手には観光を禁止する一方で帰国前には銀ブラに出かけ、ぼったくり男爵像にさらなる磨きをかけた。元祖オリンピック男爵クーベルタンがこれをみたらなんというのだろうか。

黙食※マサラキッチン 三辻 忍 さん(マサラキッチン 店主)
流行語20.jpg
「マスク会食」が呼びかけられ、1回1回外す人vs外しっぱなしの人の一触即発の危機を回避したのがこのことば。
「黙々と食べる」から黙食。ポスターを掲示して呼びかけた飲食店が話題になったことでコロナ禍の食事のマナーが定着した。
飲食店も無言で飲食すればサービスの品を提供するなどで黙食を促進、お客もSNSで会話するなどで応えた。
居酒屋、レストランだけでなく大学の食堂、小学校の給食でも取り入れられ、アクリル板にさえぎられ、ひとり前だけを向いて食事をする寂しい日々はまだまだ続く。
コロナを気にせず会話も楽しみながら外食できる日が待ち遠しい。

過去の新語・流行語大賞のブログ記事
2006年12月2日:イナバウアー、品格
2007年12月26日:(宮崎を)どげんかせんといかん、ハニカミ王子
2008年12月3日:アラフォー、グ~!
2009年12月3日:政権交代
2010年12月2日:ゲゲゲの
2011年12月2日:なでしこジャパン
2012年12月4日:ワイルドだろぉ
2013年12月3日:今でしょ!、おもてなし、じぇじぇじぇ、倍返し
2014年12月3日:ダメよ~ダメダメ 、集団的自衛権
2015年12月3日掲載:トリプルスリー、 爆買い
2016年12月2日掲載:神ってる
2017年12月2日掲載:インスタ映え、忖度
2018年12月4日掲載:そだねー
2019年12月3日掲載:ONE TEAM
2020年12月3日掲載:3密
・2021年12月3日掲載:リアル二刀流/ショータイム

=====================================


◎『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2021」』トップ10
https://www.oricon.co.jp/news/2215624/full/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000014647.html
 2021年を代表する言葉(日本語)で、今後の辞書に掲載されてもおかしくないものを発表する『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2021」』選考発表会が11月30日、都内で行われ、大賞には「落ち着く」を意味する「chill out」の「チル」を形容詞化した「チルい」が選出された。

「今年の新語」は一般公募などで寄せられた候補の中から辞書編纂(さん)のエキスパートたちが選定。選ばれるのはあくまで「今年広まったと感じられる新語」で、必ずしも「今年生まれた言葉」とは限らないため、その年話題となった新語・流行語を決める『ユーキャン新語・流行語大賞』とは一線を画する。
 5位に「人流」、6位に「ウェビナー」、9位に「おうち〇〇」がランクインするなど、昨年同様にコロナ禍に伴う新語もトップ10入りを果たした。選外として「じゃないほう」「鼻マスク」「黙食」の3つが選ばれた。

■『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2021」』トップ10
大賞:チルい
2位:〇〇ガチャ
3位:マリトッツォ
4位:投げ銭
5位:人流
6位:ウェビナー
7位:ギグワーク
8位:更問い
9位:おうち〇〇
10位:Z世代
選外:じゃないほう、鼻マスク、黙食

今回大賞に選ばれたのは、「リラックスした様子だ」「落ち着いて気分がよい」などの意味で使われる「チルい」です。 もともとは音楽分野の「チルアウト(chill-out)」から来ています。2010年代後半から「最高にチルい時間」「チルい雰囲気」など音楽以外での用法が徐々に広まってきました。

※昨年の大賞は、ぴえん

=======================================


◎フィギュアGPファイナルの中止発表 大阪開催予定、入国規制が影響
https://www.asahi.com/articles/ASPD266VSPD2UTQP00H.html?iref=comtop_Sports_03
 日本スケート連盟は2日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(9~11日、大阪)を中止すると発表した。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大で、外国人の新規入国が原則停止とされたことを受けて決めた。
 GPファイナルは今季のGPシリーズで上位に入った選手だけが出場できる大会で、北京五輪日本代表の選考に関わる大会の一つ。
 日本勢は男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)や宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子の坂本花織(シスメックス)、ペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が出場予定だった。海外勢では男子で世界選手権3連覇中のネーサン・チェン(米国)、女子で世界最高得点を記録したカミラ・ワリエワ(ロシア)らがエントリーしていた。
 新型コロナウイルスの影響によるGPファイナルの中止は2年連続となった。

=========================================


◎女子テニス、中国開催を見合わせ
https://www.asahi.com/articles/GCO2021120201000087.html
 テニスの女子ツアーを統括する女子テニス協会は1日、中国の元副首相に性的関係を強要されたと告白した同国選手、彭帥さんの安否が懸念される問題で、香港を含む中国での全ての大会の開催を見合わせると発表した。スティーブ・サイモン最高経営責任者は「中国の指導部は非常に深刻な問題に、信頼できる方法で対処していない」と非難した。
 サイモン氏は「彼女の自由と安全、検閲や強制、脅迫を受けていないかどうかに重大な疑念を抱いている」と指摘。11月に彭さんとテレビ電話で話し無事を確認したと発表したIOCのトーマス・バッハ会長との対照的な立場を際立たせた。

######################################
nice!(17)  コメント(7) 
共通テーマ:ニュース

nice! 17

コメント 7

U3

たいちさん、お早うございます。
記事に関係のない話で申し訳ございません。
拙ブログの最新記事ご覧になって下さい。そして記事に書いてあることに賛同下さるなら、あなたがarcの記事に押した「お礼nice!」を即刻削除願います。
賛同頂けないのであれば致し方ありませんが・・・・・。
by U3 (2021-12-03 08:25) 

ぼんぼちぼちぼち

ふだんテレビを観ないからか、黙食とZ世代以外は、全然ピンときやせんでやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-12-03 10:42) 

たいちさん

U3さん、niceとコメント有難うございます。
by たいちさん (2021-12-03 12:29) 

たいちさん

ぼんぼちぼちぼちさん、niceとコメント有難うございます。
私も半分以上は、馴染みがない言葉ですね。

by たいちさん (2021-12-03 12:32) 

たいちさん

★ふるたによしひささん、nice有難うございます。

★tomi_tomiさん、nice有難うございます。

★鉄腕原子さん、nice有難うございます。

★かずのこさん、nice有難うございます。

★xml_xslさん、nice有難うございます。

★タンタンさん、nice有難うございます。

★ryo1216さん、nice有難うございます。

★tarouさん、nice有難うございます。

★@ミックさん、nice有難うございます。

★ritton2さん、nice有難うございます。

★やまちゃんさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2021-12-03 12:37) 

たいちさん

★じーバトさん、nice有難うございます。

★naonaoさん、nice有難うございます。

★kouさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2021-12-03 23:56) 

たいちさん

ライスさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2021-12-04 15:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。