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錦橋の錦絵・フェスティバルホール壁画・雲の詩・水上瀧太郎文学碑(肥後橋周辺)、オマーンに辛勝し2位浮上 [記念碑]

11月18日(木)   昨日の記事の続きで、土佐堀川沿い散策で、見つけた記念碑や造作物等を紹介します。今回は、肥後橋周辺で撮影したものです。

◎肥後橋周辺の造作物・記念碑

★錦橋の錦絵
住所:大阪市北区中之島2丁目と西区土佐堀1丁目を結ぶ
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000023833.html
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 錦橋は朝日フェスティバルホールの南側にある土佐堀川可動堰を指す名称で、昭和60年5月、橋面の美装化整備が行われた際に新しく名付けられた。
 この可動堰は橋長約55mで、中央の2径間は支間約15mの鉄筋コンクリートのアーチを主構とし、両側には階段と一体構造になったコンクリートアーチが用いられている。建設当時から歩行者専用橋として利用されてきた。
 橋面の整備にあわせて、大阪のシンボルにもなっている橋をより深く知ってもらえるよう橋上を橋のギャラリーにすることにした。植樹枡の壁面を斜めにした展示スペースには、江戸末期から明治初期に画かれた大阪の橋をテーマにした錦絵をタイルに焼きつけたものを展示している。
「心斎橋真写之図」 長谷川小信
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浪速百景 木橋時代の高麗橋」 長谷川貞信
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「浪花百景」 長谷川貞信
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「浪花大湊一覧」 五雲亭貞秀
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★肥後橋
住所:大阪市北区中之島2丁目と西区土佐堀1丁目を結ぶ
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https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000024046.html
 江戸時代、肥後橋の北詰の中之島に肥後藩の蔵屋敷があり、このあたりは肥後島町と呼ばれた。明暦3年(1657)の「新板大坂之図」には肥後殿橋とあり、古くはこう呼ばれたこともあったらしい。肥後藩の蔵屋敷は元禄時代になって中之島西部の越中橋北詰へ移転したが、橋名と町名はそのまま残った。
 肥後橋が渡辺橋の通りに移ったのは明治21年に鉄橋化されたときからである。18年の洪水で流失した後、渡辺橋と共に鉄橋で架けられた。肥後・渡辺橋の通りは、明治7年にすでに造られていた大阪駅へのメインストリートであったため、早く鉄橋化されたものと思われる。
 大正15年に第一次都市計画事業によって完成した橋は、中央部がスパン27.0mの鋼アーチよりなり、両側に橋台兼用のコンクリートアーチがあった。意匠の様式はスパニッシュルネッサンス式と呼ばれ、河川上の橋脚の位置に豪華な飾塔を立て、非常に華やかで、かつ重厚な作りの橋であった。
 この橋も戦後になって四ツ橋線の地下鉄3号線を通す工事に伴って架け替えられた。円盤状の支柱をもつユニークな高欄をもっていたが、平成6年に橋面と高欄部の改装が行われ、より華やかなデザインのものになった。


★「牧神・音楽を楽しむの図」 建畠覚造    昭和33年設置
設置場所:大阪市北区中之島2丁目 フェスティバルタワー壁面
肥後橋1・牧神.jpg
肥後橋2.jpg
 新しくオープンした中之島のフェスティバルタワーには、建て替え前の旧朝日ビルディング・フェスティバルホールの壁面レリーフがそのまま戻って再現され、夜はライトアップされています。
 この壁面レリーフはフェスティバルホール半世紀の歴史の証人でもあります。
 ひとつひとつのピースは小さく見えますが、近くで見ると随分巨大なことに驚きます。隣接するビルの1階分の高さと見比べてみると彫刻の大きさがよく分かります。素材は信楽焼で、作者は故・建畠覚造氏。「牧神・音楽を楽しむの図」というタイトルです。
 人物のように見える3人は「牧神」だそうで、フェスティバルホールのイメージに良く調和しています。(大阪再生プラットフォームより)


★「雲の詩」 河原明  平成元年3月設置
設置場所:大阪市北区中之島2丁目 中之島緑道(遊歩道)
肥後橋3・雲の詩.jpg
肥後橋4.jpg
↑ 大阪市制100周年の記念事業の一環として「水・緑・光」をテーマに彫刻を公募(1988年)234点の中から優秀作品10点を選び、(財)日本宝くじ協会が大阪市に寄贈した作品です。
 中之島公園の続きに、淀屋橋から肥後橋まで川沿いに伸びる400mの遊歩道、中之島緑道に10作品は、あります。 
 金色の洋梨のような雲の上に大空に向かって直立する女性像。雨上がりの空とビルとの融合に独自の空間が創られていました。


★水上瀧太郎「大阪の宿」文学碑
設置場所:大阪市北区中之島3丁目 中之島遊歩道内
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肥後橋6.jpg
肥後橋7.jpg
https://suzumodern.exblog.jp/26334563/
 土佐堀川の北岸、「フェスティバルシティ」ツインタワーのすぐ近くの遊歩道脇に、水上瀧太郎の代表作「大阪の宿」が彫られた文学碑があります。
 東京出身で慶應大学では永井荷風に学んだ水上瀧太郎(1887-1940)は、父親が創業者である保険会社に在職中に大阪に転勤します。
 土佐堀川のほとりにあった宿泊先の旅館「酔月」を舞台に、「水の都」と言われた大阪のあわただしい日常と生活を、季節の移り変わりとともに美しく描いた小説が「大阪の宿」です。
 會社から歸つて、湯に入つて、晩酌の後で飯を喰ふと、縁の籐椅子に腰かけて、川風をなつかしがりながら、舟のゆきゝを見て暮らす事が多かつた。淀川へ上る舟、河口へ下る舟の絶え間無い間を縫つて方々の貸舟屋から出る小型の端艇(ボート)が、縱横に漕廻る。近年運動事は東京よりも遙かにさかんだから、女でも貸端艇を漕ぐ者が頗る多い。お店の小僧と女中らしいのが相乘で漕いでゐるのもある。近所の亭主と女房と子供と、一家總出らしいのもある。丸髷や銀杏返の、茶屋の仲居らしいの同志で、遊んでゐるのもある。三田もふいと乘つてみる氣になつて、一人乘の端艇を借りたのが病(やみ)つきになり、天氣のいゝ日には、大概晩食後、すつかり暮れきる迄の時間を水の上に過した。

↓土佐堀川沿いの遊歩道や高層ビル群
肥後橋8・遊歩道とビル群.jpg

肥後橋9.jpg

※次回は国立国際美術館の周辺をアップする予定です。

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◎日本代表、2位浮上も森保監督続投に疑問。南野拓実、長友佑都をどう扱うつもりか
https://news.yahoo.co.jp/articles/b69f3eb5c2f13aaac395df3023cf0a31725920c4
 カタールW杯アジア最終予選特集
 3位だった日本(勝ち点9)が4位のオマーン(同7)に1-0で勝利を飾る一方で、2位だったオーストラリア(同10)が中国(同4)と引き分けたため、勝ち点を12に伸ばした日本は、オーストラリアをかわしB組の2位へ浮上。日本は、残り4試合に勝利すれば、自力で本大会出場をつかむことができる位置まで順位を挽回した。
 オマーンに引き分けたり、敗れたりして、勝ち点を落とすことになれば、解任されても不思議はなかった森保一監督。オマーンに勝利したことで、そのクビはつながることになるのだろう。日本の勝利は喜ばしいことだが、監督が続投することについては手放しで喜ぶ気にはなれない。日本代表に漂う沈滞ムードが、払拭されたわけではないからだ。
 オマーン戦。予想に反して引いて構える相手を、日本は必要以上に恐れ、精神的に守備的になっていた。深いラインを敷き、オマーンのカウンターを警戒した。噛み合わせの悪い、面白くない試合となった。
 W杯予選は、いいサッカーをすることより、優先されるべきは勝つことだと言われるが、オマーンは日本より2レベルほど低い。前回の敗戦は、だからこそ事件だったわけだ。そんなオマーンに森保ジャパンは、ベトナム戦に続き決定機の少ない試合をした。
 伊東純也が決勝ゴールを挙げたのは、試合も押し詰まった後半36分。まさに辛勝だった。
 その伊東に左からアシストとなるマイナスの折り返しを送り込んだのは、後半頭から交代出場した三笘薫。そのひとつ前に、タッチライン際で三笘に縦パスを送ったのも、交代出場の中山雄太だ。選手交代が奏功したことは事実ながら、三笘はこちらが再三、代表チームの左ウイングで使うべき選手だと、口を酸っぱくして指摘してきた。
 三笘が森保監督から実力を過小評価され続けてきた選手でもあることは事実。東京五輪における起用法を見れば、それは一目瞭然になるのだが、森保監督から冷たい扱いを受けてきたその三笘が、森保監督のクビを救うという構図は、何とも皮肉に見えた。

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