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伝統色シリーズ第4集、星の宮と「はな」 [特殊切手]

6月19日(金)   日本郵便㈱は、日本人が四季折々の日常生活の中で継承してきた日本の伝統色を題材とした、特殊切手「伝統色シリーズ 第4集」を本日発行します。
 なお、本シリーズは四季をテーマに発行しており、第4集では「夏」をメインテーマとしています。第1集「秋」から始まり、今回の第4集「夏」で四季を一周することとなります。

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◎伝統色シリーズ 第4集
発行日:令和2年(2020)6月19日(金)
料額・種類:(A)63円×10種類(シール式)、(B)84円×10種類(シール式)
シート構成:共に、10枚(縦2×横5)
切手デザイン:星山 理佳
版式刷色:オフセット6色
発行枚数:(A)900万枚(90万シート)、(B)3,000万枚(300万シート)
銘版:凸版印刷

(A)63円切手(シール式)
↓(1)桑の実 色
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↑熟した桑の実の暗い紫色に由来する色名です。桑の実で染めた色を「桑染」と呼ぶことも
ありますが、その場合の色は樹皮や根皮で染めた薄い茶褐色となります。

↓(2)深 緑
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↑一年中緑をたたえる常緑樹の葉の濃い緑色などを指すときに使われます。対応する英色名に エバーグリーンがあり、「色褪せない」、「不朽の」という意味にもなります。

↓ (3)水浅葱
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↑ 藍染の染料を水で薄めて染めたような、緑みを帯びた淡い水色のことです。藍染はその濃さに よって色名が変わり、水浅葱は最も薄い「甕 覗 」よりもわずかに濃い色にあたります。

↓(4)金赤
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↑ 黄みがかった赤ですが、朱色から赤まで幅のある色名です。江戸時代のガラス工芸に おいて、赤の発色に金粉を使用したことからそう呼ばれます。

↓(5) 苺色
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↑熟したイチゴの実のような、やや紫みをおびた赤色です。明治初期から使われています。

↓(6) 乳白
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↑ 牛乳のようにわずかに黄みを帯びた白色です。日本の色名には動物に由来したものは少なく (鼠 色 、鴇 色 、鶸 色など)、珍しい色名です。

↓ (7)豌豆緑
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↑ 英色名の「ピーグリーン pea green」の訳名で、エンドウマメ(pea)のような淡い黄緑色の 色名です。

↓(8)翡翠色
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↑ 半透明な青みの緑色の宝石の翡翠の色に由来します。水辺に生息するカワセミはその美しい
羽が翡翠の色をしているため、「翡翠」と書いてカワセミと読みます。

↓(9)石竹色
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↑ 唐なでしこともいわれる、撫子によく似た中国原産のセキチクの花のようなピンク色です。 葉が竹の葉の形に似ているので石竹と名づけられたといわれています。

↓(10)薔薇色
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↑赤系の薔薇の花のような紫みのある赤で、「そうびいろ」とも読みます。薔薇が日本に伝わった のは古いのですが、色名は明治以降に使われるようになったそうです。


(B)84円切手(シール式)
↓(1)紺 青
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↑ 群 青と同じく、アズライトという鉱物を原料とする顔料で、色が濃く冴えた紫みのある青色の ことをいいます。

↓(2)濃藍
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↑ 藍染の色は日本の代表的な色として生活の中に定着しています。濃藍はその中でも最も濃く 暗い青色になります。

↓(3)鬱金色
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↑ショウガ科の鬱金草の根で染めた、やや赤みを帯びた黄色の色名です。鬱金は黄色い染料 となるほか、ターメリックとしてカレーなどのスパイスに用いられます。

↓(4)小麦色
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↑小麦の穀粒のような黄みのある薄茶色。日焼けした健康的な肌の色の形容によく使われます。

↓(5)漆黒
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↑ 黒塗りの漆器のような深く艶のある黒のことで、黒の中でも最も暗い色です。引き込まれそう な暗闇のことを「漆黒の闇」と呼ぶことがあります。

↓(6)薄水色
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↑ 水色をさらに薄くしたような淡い青緑色の色名です。透明で澄んだ水の印象が感じられます。

↓(7)紺碧
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↑ 「紺碧の海」、 「紺碧の空」などの表現に用いられるように、真夏の海や空のように深く透明感の ある青を表す色名です。

↓ (8)玉蜀黍色
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↑ 熟したとうもろこしの実の色のような、やや赤みを帯びた黄色です。

↓(9)向日葵色
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↑ 夏に咲くヒマワリの花の色のような鮮やかな黄色です。文明開化以降に生まれた比較的新しい 色名です。

↓ (10)焦茶
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↑ 物が焼け焦げたような黒みを帯びた茶色です。江戸時代に流行った茶系の色は「四十八茶 」と 呼ばれ、焦げ茶はその中でも最も暗い茶色です。


【過去の伝統色シリーズのブログ記事】
第1集「秋」:2017年9月20日発行
第2集「春」:2019年3月6日発行
第3集「冬」:2019年11月6日発行
・第4集「夏」:2020年6月19日発行

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柴犬「はな」との散歩の途中に立ち寄った神社です。

◎星の宮
住所:大阪日池田市建石町1-9
正式名:明星太神宮。伊居太神社の御旅所。(伊居太神社のブログ記事は、こちら
1818年、伊居太神社の宮司が再建。2009年、社殿など改築。
https://www.ikedashi-kanko.jp/recommend-course02.html
http://blog.livedoor.jp/myacyouen-hitorigoto/archives/53617178.html
織姫伝承の一つ。二人の織姫がこの場所で夜遅くまで機を織り、天から七つの星が降りてきて明るく照らしたという。これが星の宮の名前の由来。伊居太神社のお旅所で池田氏も代々支援していた。
毎年8月24日池田の「がんがら火祭り」に京都の愛宕神社から火をもらい受け、五月山に「大文字」を点火し、こどもたいまつ行列の火を収める場所となっている。旧能勢街道に面している。

↓鳥居
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↑鳥居の扁額は「明星太神宮」

↓鳥居の横にある「道標」
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↓「星の宮」の由来板
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↓神門(星の御門)
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↓社殿
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【過去の「星の宮」ブログ記事】
2015年7月20日掲載

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たいちさん

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by たいちさん (2020-06-19 12:59) 

ぼんぼちぼちぼち

今回の切手、特に秀逸なデザインが多いでやすね。
中でも一番好きなのはラムネかな。
収集家でなくても欲しくなってしまいやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-06-19 22:09) 

たいちさん

ぼんぼちぼちぼちさん、niceとコメント有難うございます。
「ラムネ」は懐かしいですね。玉を窪みの間に止めて苦労しながら飲みましたね。
by たいちさん (2020-06-19 23:27) 

たいちさん

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