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36番 青龍寺2(高知県土佐市)、第159回芥川賞・直木賞選考 [四国八十八]

7月20日(金)   36番札所「青龍寺」の続きです。

◎青龍寺(しょうりゅうじ)
住所:高知県土佐市宇佐町竜163
電話:088-856-3010
山号:独鈷山。宗派:真言宗豊山派。本尊:波切不動明王
創建:弘仁6年(815)。開基:空海(弘法大師)。
中興年:正保年間(1644-1648)。中興:山内忠義
正式名:独鈷山 伊舎那院 青龍寺。別称:波切不動
札所:四国八十八ヶ所36番
http://www.ko-pri.com/88/kochi/36/36_syoryuji.htm
本尊真言:のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
ご詠歌:わずかなる 泉に棲める 青龍は 仏法守護の 誓ひとぞきく

寺伝によれば弘仁年間(810年 - 824年)に空海(弘法大師)によって開基されたとされる。入唐求法の遣唐使として、恵果和尚より真言密教の奥義を伝授された空海が帰国の折、有縁の地に至るように祈願して独鈷杵を東方に向かって投げた。空海はその独鈷杵がこの山中の松の木にあると感得し、嵯峨天皇に奏上。弘仁6年(815年)に恵果和尚を偲び、唐の青龍寺と同じ名の寺院を建立したという。本尊の波切不動は、空海が乗った遣唐使船が入唐時に暴風雨に遭った際に、不動明王が現れて剣で波を切って救ったといわれ、空海がその姿を刻んだものであると伝える。 江戸時代初期には荒廃していたが、土佐藩2代藩主山内忠義によって正保年間(1644年 - 1648年)に再興された。しかし、宝永4年(1707年)には地震と津波で大きな被害を受け、江戸末期に再建された。
なお、本堂のある上段が如意山で、客殿のあるところが摩尼山の麓で、奥の院のある所が独鈷山であり、薬師如来が本尊の寺があった如意山に、奥の院の本尊不動明王を移し、その薬師如来は横に置かれ、そのあと大師堂を造ってずらっと並んだ伽藍の一つの寺になったとみられる。

青龍寺34・境内図.png

↓水子地蔵堂
青龍寺19・水子地蔵堂.jpg

↓聖天堂
青龍寺20・聖天堂.jpg

↓慈母観音
青龍寺21・慈母観音.jpg

↓不動明王と行場
青龍寺21・不動明王と行場.jpg

↓177段の石段
青龍寺22・177段の石段.jpg
↑この石段のエピソードは、大相撲の元横綱「朝青龍」です。モンゴル人初の横綱として素晴らしい成績を残し2010年に引退した力士ですが、高校生のときにモンゴルから相撲留学していたのが、「青龍寺」近くの「明徳義塾高校」で、この石段を登って体を鍛えていたこともあるそうです。
四股名「朝青龍 明徳(あさしょうりゅう あきのり)」は、「青龍寺」からとったとのこと。

↓手水舎
青龍寺23・手水舎.jpg

↓弁天堂
青龍寺24・弁財天.jpg

↓本堂
青龍寺25・本堂.jpg
青龍寺26・本堂.jpg
↑恵果和尚と弘法大師の肖像画が並んで掲げられ、寄木造の愛染明王像(重文)も安置されている。毎月旧暦28日に本堂と大師堂が開扉され愛染明王像が拝顔できる。

↓波切不動明王
青龍寺27・不動明王.jpg

↓大師堂
青龍寺28・大師堂.jpg
青龍寺29・大師堂.jpg
↑寺号の青龍寺は恵果和尚が住した唐の青龍寺に倣ったといいます。またこの伽藍配置が大師堂・本堂・薬師堂と一直線に並ぶのも唐の青龍寺に倣っています。

↓薬師堂
青龍寺30・薬師堂.jpg

↓白山大権現
青龍寺31・白山大権現.jpg

↓西国三十三観音堂
青龍寺32・西国三十三観音堂.jpg

↓ミニ四国88個所
青龍寺33・ミニ四国88ヶ所.jpg

※10時17分青龍寺を出発し、35番清瀧寺へ向かいました。次回に続きます。

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◎第159回芥川賞に高橋弘希さん、直木賞は島本理生さん
https://www.asahi.com/articles/ASL7D5699L7DUCVL00T.html?iref=comtop_list_nat_n03
↓(朝日新聞デジタル)
第159回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が18日、東京・築地の「新喜楽」で開かれ、芥川賞に高橋弘希さん(38)の「送り火」(文学界5月号)、直木賞に島本理生(りお)さん(35)の「ファーストラヴ」(文芸春秋)が選ばれた。副賞は各100万円。贈呈式は8月下旬、東京都内で開かれる。

高橋さんは1979年、青森県十和田市生まれ。大学卒業後、予備校講師やロックバンドの活動を経て2014年、「指の骨」で新潮新人賞を受けデビュー。17年「日曜日の人々(サンデーピープル)」で野間文芸新人賞。4度目の候補で芥川賞を射止めた。
 受賞作は、都会から青森に転校した中学3年の少年の視点で地方の閉塞(へいそく)感を描く。幻想を交えた繊細な描写で、時に暴力的な少年たちの関係の変化をとらえた。選考委員の作家、島田雅彦さんは「最初の投票で過半数の票を得た。現在に近い話なのに別の時代のようなタイムスリップ感があり、ただ事ではない。言葉で別世界を構築するフィクションの醍醐味(だいごみ)がある」と評した。
 高橋さんは受賞の気持ちを聞かれて「会見をしろということで引っ張り出されてきました。評価されることはうれしいけれど」と淡々と話した。選考委員から「言葉で別世界を構築する」と評価された文体について問われると、「あまり意識してはいないが、うそっぽくならないように書いている」と語った。

島本さんは1983年、東京都生まれ。高校在学中の2001年に「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受けデビューした。03年には「リトル・バイ・リトル」で野間文芸新人賞、15年には「Red」で島清(しませ)恋愛文学賞を受賞した。
 受賞作は、就職活動中の女子大生が逮捕され、面接の帰りに父親を殺害したとされる事件に材を取り、ノンフィクション執筆を依頼された臨床心理士が、家族像や人間模様の複雑さを浮かび上がらせる長編。選考委員の作家、北方謙三さんは「文章に抑制が利いていて、その中で闇をかきわけ、深いところに手が届く作品」と話した。
 島本さんは「(候補になったのは)芥川賞で4回、直木賞で2回。18年間、折に触れて待っていた。ほっとしました」「若い時は自分のために賞が欲しかったが、ここ数年は読者やお世話になった担当(編集者)のために、と思うようになりました」などと話した。
 夫も作家の佐藤友哉さん。小学生の子供がいるが、島本さんの執筆時には佐藤さんが育児や食事を担当しているという。「夫のおかげ。子供がいたことで視野も広がった」と笑顔で振り返った。

【過去の芥川賞・直木賞のブログ記事】
2015年1月16日掲載
2017年1月21日掲載
2017年7月20日掲載
2018年1月18日掲載

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