浮世絵シリーズ第3集、 高校野球49代表出揃う [特殊切手]
８月１日（金） 日本郵便㈱は、「諸国名所と江戸美人」として、歌川広重筆「六十余州名所図会」と江戸時代の浮世絵版画の美人画を題材とした特殊切手「浮世絵シリーズ」を平成24年（2012）から発行しており、今年で3回目となります。
◎浮世絵シリーズ 第3集
発行日：平成26年（2014）8月1日（金）
料額・種類：82円×10種類
シート構成：10枚（縦2×横5）
切手デザイナー：玉木 明
版式刷色：オフセット6色
発行枚数：1,200万枚（120万シート）
銘版：エンスケデ
【切手のデザイン】
①「六玉川内（むたまがわのうち） 伊出玉川（いでのたまがわ） てうじや内唐歌（ちょうじやうちからうた）」（菊川英山（きくかわえいざん）筆、平木浮世絵美術館蔵）
春、吉原では仲の町に移植された桜を見に大勢の人が訪れました。禿（かむろ）（※）を伴って桜の下を道中する唐歌の打掛の裾が大きく膨らみ、衣装の豪華さが際立って見えます。
禿（かむろ）とは太夫・天神などの上級の遊女に使われる10歳前後の見習いの少女のこと。
②「文字楼（もじろう） 一と本（ひともと）」（喜多川歌麿（きたがわうたまろ）筆、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵）
江戸時代の枕は髷（まげ）を崩さないよう、高さのある箱に布製の括り枕を載せたものでした。左手に枕を持ち、右手で汚れを防ぐための紙で枕を覆っている一本の、妖艶な表情がうかがえます。
③「風流世代美人 洗い張り」（菊川英山（きくかわえいざん）筆、平木浮世絵美術館蔵）
洗い張りとは着物の洗濯の仕方で、縫い糸を解きほどいてから洗い、板に張って皺を伸ばし乾かすこと。日常の生活の中で、かいがいしく働く女性の姿に美しさが見出されました。
④「団扇を持つ娘」（喜多川歌麿（きたがわうたまろ）筆、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵）
襟元をくつろげ、団扇で風を入れている様子が描かれています。誰かに呼び掛けられたのか、後ろを振り返る女性の前髪には赤い裂の髪飾りがあり、まだ若い娘であることが分かります。
⑤「風流五節句 上巳（じょうし）」（鳥高斎栄昌（ちょうこうさいえいしょう）筆、平木浮世絵美術館蔵）
「上巳」は3月3日の女児の成長を祝う節句。黒い着物に帯の赤を鮮やかに配色した女性の後ろにはお雛様に供える桃の花と蛤の籠があり、節句の華やかな風情が描かれています。
＜「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ）」＞ （歌川広重（うたがわひろしげ）筆、平木浮世絵美術館蔵）
「六十余州名所図会」は1854（安政元）年から1856（安政3）年にかけて制作された、当時の日本全国の名所を題材とした連作版画で、五畿七道の68の国を網羅しています。
⑥「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 因幡（いなば） 加路小山（かろこやま）」
加路は千代川河口、現在の鳥取港付近の地名で、小山は千代川の左岸、湖山砂丘の付近の地名です。桜の咲く高台から見下ろしているのは、蛇行する千代川と日本最大の湖山池です。
⑦「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 若狭（わかさ） 漁船鰈網（ぎょせんかれいあみ）」
若狭湾は日本海でも有数の良港です。豊かな漁場でもあり、引き上げられた網には鰈や蟹が見えます。名物の鰈は塩漬けして蒸鰈にし、鯖などと共に陸路を通って京都に運ばれました。
⑧「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 尾張（おわり） 津嶋天王祭り（つしまてんのうまつり）」
津島神社の祭礼で、旧暦の6月14日に行われる宵祭りでは、天王川に山車（だし）を積んだ五艘の船が漕ぎ出しました。赤々と提灯が灯された船の周りには、沢山の見物の船が出ています。
⑨「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 大隅（おおすみ） さくらしま」
錦江湾に浮かぶ桜島は、江戸時代にも噴火を繰り返していましたが、1914（大正3）年の噴火によって大隅半島と陸続きになりました。山容の美しさに、広重は咲き誇る桜を添えました。
⑩「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 飛騨（ひだ） 籠（かご）わたし」
山深い飛騨の国（岐阜県）では、急流に橋を架けることができず、籠渡しを利用しました。谷に綱を張り、人や物を乗せた籠を両岸から綱で引いて渡す様子が描かれています。
シート余白：「六玉川内（むたまがわのうち） 伊出玉川（いでのたまがわ） てうじや内唐歌（ちょうじやうちからうた）」（菊川英山（きくかわえいざん）筆、平木浮世絵美術館）
↓①六玉川内、伊出玉川 ↓⑥因幡、加路小山
↓②文字楼、一と本 ↓⑦若狭、漁船鰈網
↓③風流世代美人、洗い張り ↓⑧尾張、津嶋天王祭り
↓④団扇を持つ娘 ↓⑨大隅、さくらしま
↓⑤風流五節句、上巳 ↓⑩飛騨、籠わたし
【「江戸名所と粋の浮世絵」シリーズ及び浮世絵シリーズ一覧】
第1弾：２００７．８．１発行「歌川広重（江戸名所百景）、喜多川歌麿、東洲斎写楽」
第2弾：２００８．８．１発行「 同上 」
第3弾：２００９．８．３発行「 同上 」
第4弾：２０１０．８．２発行「 同上 」
第5弾：２０１１．８．１発行「 同上 」
第1集：浮世絵シリーズ：２０１２．８．１発行
第2集：浮世絵シリーズ：２０１３．８．１発行
第3集：浮世絵シリーズ：２０１４．８．１発行
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◎昨日の阪神タイガース
回 数：１２３・４５６・７８９・・・・・・・計・・・・・・・（安打） 甲子園、 18：00、 41,150人
ﾔｸﾙﾄ：２００・０００・１１４・・・・・・・８・・・・・・・・（１５）
阪 神：０００・０００・１００・・・・・・・１・・・・・・・・（４）
【本塁打】バレンティン２０号２ﾗﾝ（１回、能見）
【マルチ安打】ゴメス２
【投手】
●能見 ７回：９安打、９三振、１四球、３失点（５勝１０敗）
・建山 １回：２安打、無三振、無四球、１失点
・歳内 3分の１：2安打、無三振、1四球、3失点
・山本 3分の2：2安打、無三振、無四球、1失点
○村中 8回：3安打、6三振、1四球、1失点（1勝2敗）
※投打とも不甲斐ない試合で、最下位のヤクルトに負け越しました。今日からは5位のDeNAとの対戦ですが、これに負越すと、優勝争いの戦線から早くも脱落ですね。
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◎高校野球４９代表出揃う
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◎浮世絵シリーズ 第3集
発行日：平成26年（2014）8月1日（金）
料額・種類：82円×10種類
シート構成：10枚（縦2×横5）
切手デザイナー：玉木 明
版式刷色：オフセット6色
発行枚数：1,200万枚（120万シート）
銘版：エンスケデ
【切手のデザイン】
①「六玉川内（むたまがわのうち） 伊出玉川（いでのたまがわ） てうじや内唐歌（ちょうじやうちからうた）」（菊川英山（きくかわえいざん）筆、平木浮世絵美術館蔵）
春、吉原では仲の町に移植された桜を見に大勢の人が訪れました。禿（かむろ）（※）を伴って桜の下を道中する唐歌の打掛の裾が大きく膨らみ、衣装の豪華さが際立って見えます。
禿（かむろ）とは太夫・天神などの上級の遊女に使われる10歳前後の見習いの少女のこと。
②「文字楼（もじろう） 一と本（ひともと）」（喜多川歌麿（きたがわうたまろ）筆、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵）
江戸時代の枕は髷（まげ）を崩さないよう、高さのある箱に布製の括り枕を載せたものでした。左手に枕を持ち、右手で汚れを防ぐための紙で枕を覆っている一本の、妖艶な表情がうかがえます。
③「風流世代美人 洗い張り」（菊川英山（きくかわえいざん）筆、平木浮世絵美術館蔵）
洗い張りとは着物の洗濯の仕方で、縫い糸を解きほどいてから洗い、板に張って皺を伸ばし乾かすこと。日常の生活の中で、かいがいしく働く女性の姿に美しさが見出されました。
④「団扇を持つ娘」（喜多川歌麿（きたがわうたまろ）筆、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵）
襟元をくつろげ、団扇で風を入れている様子が描かれています。誰かに呼び掛けられたのか、後ろを振り返る女性の前髪には赤い裂の髪飾りがあり、まだ若い娘であることが分かります。
⑤「風流五節句 上巳（じょうし）」（鳥高斎栄昌（ちょうこうさいえいしょう）筆、平木浮世絵美術館蔵）
「上巳」は3月3日の女児の成長を祝う節句。黒い着物に帯の赤を鮮やかに配色した女性の後ろにはお雛様に供える桃の花と蛤の籠があり、節句の華やかな風情が描かれています。
＜「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ）」＞ （歌川広重（うたがわひろしげ）筆、平木浮世絵美術館蔵）
「六十余州名所図会」は1854（安政元）年から1856（安政3）年にかけて制作された、当時の日本全国の名所を題材とした連作版画で、五畿七道の68の国を網羅しています。
⑥「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 因幡（いなば） 加路小山（かろこやま）」
加路は千代川河口、現在の鳥取港付近の地名で、小山は千代川の左岸、湖山砂丘の付近の地名です。桜の咲く高台から見下ろしているのは、蛇行する千代川と日本最大の湖山池です。
⑦「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 若狭（わかさ） 漁船鰈網（ぎょせんかれいあみ）」
若狭湾は日本海でも有数の良港です。豊かな漁場でもあり、引き上げられた網には鰈や蟹が見えます。名物の鰈は塩漬けして蒸鰈にし、鯖などと共に陸路を通って京都に運ばれました。
⑧「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 尾張（おわり） 津嶋天王祭り（つしまてんのうまつり）」
津島神社の祭礼で、旧暦の6月14日に行われる宵祭りでは、天王川に山車（だし）を積んだ五艘の船が漕ぎ出しました。赤々と提灯が灯された船の周りには、沢山の見物の船が出ています。
⑨「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 大隅（おおすみ） さくらしま」
錦江湾に浮かぶ桜島は、江戸時代にも噴火を繰り返していましたが、1914（大正3）年の噴火によって大隅半島と陸続きになりました。山容の美しさに、広重は咲き誇る桜を添えました。
⑩「六十余州名所図会（ろくじゅうよしゅうめいしょずえ） 飛騨（ひだ） 籠（かご）わたし」
山深い飛騨の国（岐阜県）では、急流に橋を架けることができず、籠渡しを利用しました。谷に綱を張り、人や物を乗せた籠を両岸から綱で引いて渡す様子が描かれています。
シート余白：「六玉川内（むたまがわのうち） 伊出玉川（いでのたまがわ） てうじや内唐歌（ちょうじやうちからうた）」（菊川英山（きくかわえいざん）筆、平木浮世絵美術館）
↓①六玉川内、伊出玉川 ↓⑥因幡、加路小山
↓②文字楼、一と本 ↓⑦若狭、漁船鰈網
↓③風流世代美人、洗い張り ↓⑧尾張、津嶋天王祭り
↓④団扇を持つ娘 ↓⑨大隅、さくらしま
↓⑤風流五節句、上巳 ↓⑩飛騨、籠わたし
【「江戸名所と粋の浮世絵」シリーズ及び浮世絵シリーズ一覧】
第1弾：２００７．８．１発行「歌川広重（江戸名所百景）、喜多川歌麿、東洲斎写楽」
第2弾：２００８．８．１発行「 同上 」
第3弾：２００９．８．３発行「 同上 」
第4弾：２０１０．８．２発行「 同上 」
第5弾：２０１１．８．１発行「 同上 」
第1集：浮世絵シリーズ：２０１２．８．１発行
第2集：浮世絵シリーズ：２０１３．８．１発行
第3集：浮世絵シリーズ：２０１４．８．１発行
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◎昨日の阪神タイガース
回 数：１２３・４５６・７８９・・・・・・・計・・・・・・・（安打） 甲子園、 18：00、 41,150人
ﾔｸﾙﾄ：２００・０００・１１４・・・・・・・８・・・・・・・・（１５）
阪 神：０００・０００・１００・・・・・・・１・・・・・・・・（４）
【本塁打】バレンティン２０号２ﾗﾝ（１回、能見）
【マルチ安打】ゴメス２
【投手】
●能見 ７回：９安打、９三振、１四球、３失点（５勝１０敗）
・建山 １回：２安打、無三振、無四球、１失点
・歳内 3分の１：2安打、無三振、1四球、3失点
・山本 3分の2：2安打、無三振、無四球、1失点
○村中 8回：3安打、6三振、1四球、1失点（1勝2敗）
※投打とも不甲斐ない試合で、最下位のヤクルトに負け越しました。今日からは5位のDeNAとの対戦ですが、これに負越すと、優勝争いの戦線から早くも脱落ですね。
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◎高校野球４９代表出揃う
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こういう切手のシリーズは外国でも人気があるんだろうなぁ
by シルフ (2014-08-01 07:42)
シルフさん、niceとコメント有難うございます。
浮世絵は世界に誇れる日本文化ですので、このような切手は人気高いですね。ただ切手収集という趣味自体、世界的に縮小しているのは残念です。
by たいちさん (2014-08-01 10:29)
★mayuさん、nice有難うございます。
★いっぷくさん、nice有難うございます。
★やってみよう♪さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2014-08-01 10:32)
★かずのこさん、nice有難うございます。
★sugoimonoさん、nice有難うございます。
★Ujiki.oOさん、nice有難うございます。
★さらまわしさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2014-08-01 16:55)
★yu-papaさん、nice有難うございます。
★k_igaさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2014-08-01 22:41)
路渡カッパさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2014-08-03 18:34)
non_0101さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2014-08-04 12:12)