SSブログ

熊野古道を歩く旅(12)蛇形地蔵・湯川王子 [熊野古道]

7月22日(月)      第4回「語り部と行く!中辺路編・熊野古道を歩く旅」の続きです。

【6月16日(日)】
↓熊瀬川王子跡を過ぎると、「一里塚跡」、「42番道標」と続きます。
熊野198・一里塚跡.jpg熊野199・42番.jpg

↓「草鞋(わらじ)峠」へは急なアップ・ダウンが続く難所の一つです。      43番道標↓
熊野200・草鞋峠.jpg熊野201・43番.jpg
↑【草鞋(わらじ)峠】ここ草鞋峠(標高592m)は、西に小広峠、東に岩神峠をひかえ、谷川を渡っては上り下りする相次ぐ峠の一つである。平安・鎌倉時代に、小平尾(小広峠)に接して、大平尾と称されたのが、この峠のことかとみられる。
江戸時代には、草鞋峠という名称のほか、この峠の西側の坂は熊瀬坂、東側の坂は女坂とも呼ばれた。この付近の山道は、蛭降(ひるふり)峠百八丁といわれ、山ビルに悩まされた所だという。(以上は説明板より)

↓しばらく行くと林道に出、「迂回路」の看板です。
熊野202・迂回路.jpg
※2011年9月の台風12号の大雨の影響で、小広峠~船玉神社の区間が通行止めになった。そして昨年3月に迂回路が開通し、中辺路ルートが歩けるようになった。迂回路は、仲人茶屋跡から蛇形地蔵までの3.5km。林道や里道を含めて4kmの迂回路により、従来の古道よりも500m長くなった。本来の古道の復旧には、なお時間がかかるそうです。

↓迂回路図(地図にマウスを置くと、拡大します)


迂回路に入った階段状の下り坂で、私は迂闊にも足を滑らし、3mほど滑落し、太腿を強打しました。恥ずかしい限りです。周りの人が杖を両手に貸してくれました。まだこの日の前半部分でしたが、痛みを堪えて最後まで遅れないように歩きました。という理由で、この日の写真は少ないです。
いつも私の真後ろを歩いていたT氏によると、私の歩き方は、いつもと違って最初から危うかったそうです。日頃の疲れが溜まっていたのかもしれませんね。(帰宅してズボンを脱ぐと、左太腿が大きく内出血していました)

↓太陽の日差しをまともに受ける迂回路もあり、長い登りで体力消耗。飲料水も少なくなりました。
熊野203・迂回路.jpg熊野204.jpg

◎蛇形地蔵(じゃがたじぞう)
この付近で出土した海藻の化石が蛇の鱗のように見えることから「蛇形石」と名付けられ、それを背において祀られているこの地蔵尊は「蛇形の地蔵さん」とも呼ばれ、明治22年の大水害以前は岩神峠にあったという。言い伝えによれば、熊野を往来する人々がよくこの峠で「グル」という妖怪にとりつかれて倒れる遭難が相次いだため、寛政年代に岩神峠にこの地蔵尊を建てて旅人の遭難を防いだという。明治の大水害時には、岩神峠から不思議な音が聞こえ、村民は脱出し遭難をまぬがれ、これ故に地蔵尊をここにお迎えし祀ったという。(以上は説明板より)

↓蛇形地蔵尊の手水舎
熊野205・蛇形地蔵手水.jpg

↓蛇形地蔵尊の前で、説明する語り部。
熊野206・蛇形地蔵.jpg

↓蛇形地蔵尊の社
熊野207・蛇形.jpg

14時23分蛇形地蔵尊を出発すると、まもなく本来の古道に出、「湯川王子」に到着です。
↓湯川一族発祥の地の石碑
熊野208・湯川.jpg

↓湯川王子の説明板と鳥居(鳥居前に平成4年5月27日皇太子殿下行啓の地の石碑あり)
熊野209・湯川王子.jpg
◎湯川王子(ゆかわおうじ)
 永保元年(1081)10月、熊野に参詣した藤原為房は、「三階」(三越峠)の手前で、「内湯川」で浴びています。王子社の初見は、天仁2年(1109)に参詣した藤原宗忠の日記の10月25日条で、「内湯」王子に奉幣しています。建仁元年(1201)10月、後鳥羽上皇の参詣に随行した藤原定家の日記には「湯河」王子、承元4年(1210)5月、修明門院の参詣に随行した藤原頼資の日記には「湯川王子」とあり、この頃から湯川王子の名が定着します。参詣の途上、ここで宿泊や休憩することが多く、上皇・女院の御所や貴族の宿所が設けられました。この地は、戦国時代に御坊平野を中心に紀南に勢力をふるった湯川氏の発祥の地と伝えられ、応永34年(1427)9月に足利義満の側室・北野殿が参詣した際には、奥の湯川を称する豪族が兵士を従えて接待しています。江戸時代には本宮町の湯川(下湯川村)と区別するために、道湯川村と呼ばれ、王子は若一王子社と称しました。明治時代には王子神社となりましたが、末期には社を残して、約12km離れた近露の金比羅神社(現、近野神社)に合祀されました。もともと山中の小村でしたが、昭和31年(1956)無人の地になりました。現在の王子社の建物は、昭和58年に再興されたものです。(以上は説明板より)

↓湯川王子社
熊野210・湯川.jpg

↓語り部が法螺貝を吹いて、皆で参拝。
熊野211・湯川.jpg

↓スタンプ帳から
熊野213・スタンプ.jpg

※続きます。

=========================

◎サッカー東アジア杯2013

日本   3-3   中国  

新生(国内組だけ)日本は、3対1から追いつかれ引分に終わりました。日本はだらしなく弱いですね。3失点の内2点がPKであり、ディフェンスに課題を残しました。

※参院選は、戦前の予想通り、自民の一人勝ちでしたね。
###########################

nice!(9)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 9

コメント 4

たいちさん

★世界のアイドルさん、nice有難うございます。

★tochiさん、nice有難うございます。

★かずのこさん、nice有難うございます。

★有城佳音さん、nice有難うございます。

★non_0101さん、nice有難うございます。

by たいちさん (2013-07-22 10:04) 

たいちさん

★カメラde防犯さん、nice有難うございます。

★sugoimonoさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2013-07-22 23:16) 

たいちさん

めぎさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2013-07-23 13:34) 

たいちさん

路渡カッパさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2013-07-24 10:30) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0