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熊野古道を歩く旅(5)大門王子・大坂本王子 [熊野古道]

7月14日(日)     「第2回語り部と行く!中辺路編・熊野古道を歩く旅」の記事です。

【4月6日(土)】
この日は、爆弾低気圧の接近で、外出自粛勧告も出ていました。とりあえず集合場所の梅田へ行きました。今回も友人のT氏と同行です。彼は中止だろうと思っていたそうです。7時35分バスが出発し、10時20分中辺路行政局前でバスを降りました。10時50分雨具姿で、前回のゴール地点の「高原霧の里」へ、雨中熊野古道を登って行きました。
熊野古道44・地図.jpg熊野古道45・地図.jpg
(クリックすると、地図が拡大します)

↓富田川に架かる富源橋を渡って高原霧の里へ登っていきます。
熊野古道46・富源橋.jpg

11時25分に高原霧の里に到着。ここで弁当を受け取り昼食です。
熊野古道47・弁当.jpg
熊野古道48.jpg
↑素朴ながら、美味しい弁当でした。

12時5分、この日のメインコースの熊野古道へ入りました。

↓8番道標                            ↓庚申さん
熊野古道49・8番.jpg熊野古道50・庚申.jpg

↓一里塚跡                            ↓高原池
熊野古道51・一里塚跡.jpg熊野古道52・高原池.jpg
↑語り部さんの説明では、人工の池だそうです。魚は慣れていないので、入れ食いとのこと。

大門王子跡(だいもんおうじ)
熊野古道53・大門王子跡.jpg
↑この王子は、中世の記録には登場しません。王子の名の由来は、この付近に熊野本宮の大鳥居があったことによるものと考えられます。鳥居の付近に王子社が祀られ、それにちなんで大門王子と呼ばれたのでしょう。天仁2年(1109)に熊野に参詣した藤原宗忠は、この付近の水飲の仮屋に宿泊しており、建仁元年(1201)に参詣した藤原定家も、この付近の山中で宿泊しています。江戸時代になって、享保7年(1772)の「熊野道中記」に、「社なし」としてこの王子の名が見え、紀州藩は享保8年(1723)に緑泥片岩の石碑を建てました。この王子碑と並んで、鎌倉時代後期のものとされる石造りの笠塔婆の塔身が立っています。以前には松の大木がありましたが枯れてしまい、その後朱塗りの社殿が建てられ、この王子跡付近の様相は一変しました。(以上は、説明板より)

十丈(重點)王子跡(じゅうじょうおうじ)
熊野古道54・十丈王子跡.jpg熊野古道55・.jpg
↑この王子社は十丈峠にあり、現在は十丈王子と呼ばれています。しかし、平安・鎌倉時代の日記には、地名は「重點」(じゅうてん)、王子社名は「重點王子」と書かれています。天仁2年(1109)10月24日、藤原宗忠は熊野参詣の途中、雨中に重點を通っています。重點王子の名は、建仁元年(1201)10月14日後鳥羽上皇の参詣に随行した藤原定家の日記に初見しています。また、承元4年(1210)に、後鳥羽上皇の後宮・修明門院の参詣に随行した藤原頼資も4月30日に「重點原」で昼食をとり、この王子に参詣しています。江戸時代以降、十丈峠、十丈王子と書かれるようになった理由は、はっきりしません。かってこの峠には、茶店などを営む数軒の民家があり、明治時代には王子神社として祀っていましたが、その後、下川春日神社(現、大塔村下川下春日神社)に合祀され、社殿は取り払われました。(以上、説明板より)

小判地蔵
熊野古道56・小判地蔵.jpg
↑この小判地蔵は、飢えと疲労のために、小判をくわえたまま、ここで倒れたという巡礼を弔って、まつられたものである。地蔵には「道休禅定門」という戒名が彫り付けてあり、豊後国(大分県)有馬郡の人であったことがわかる。多分、伊勢と熊野に参って紀三井寺へ向う途中、嘉永7年(1854)7月18日に亡くなり、その死を哀れんで、この地の愛洲氏が主になって、地蔵を建てたのである。(以上は説明板より)

↓悪四郎屋敷跡                          ↓上多和茶屋跡
熊野古道57・悪四郎屋敷跡.jpg熊野古道58・上多加茶屋跡.jpg
悪四郎屋敷跡・・・・・十丈の悪四郎は伝説上の有名な人物で、力が強く、頓智にたけていたといわれる。悪四郎の「悪」は、悪者のことではなく、勇猛で強いというような意味である。江戸時代の「熊野道中記」の一書に十丈の項に「昔十丈四郎と云う者住し処なり」とあり、それがここだと見られている。背後の山が悪四郎山(782m)で、ここから約30分で山頂へ登ることができる。(以上は説明板より)
上多和茶屋跡・・・・・この山上は、上多和と呼び、標高約600m。熊野詣の盛んな頃は、ここに茶店もあったといわれ、大正期にも人家があって林中には、三界万霊塔やお墓もある。また、この山上には陰暦の11月23日の夜になれば、東の空に三体の月が現れるとの伝承があり、ここにあったしめ掛け松のもとに大勢集まり粟や黍(きび)の餅を供え、心経をくり、月の出を待ったという。三体月は「熊野権現垂縁起」の伝承の中にもみられる。(以上は説明板より)

↓熊野古道                                   ↓三体月伝説
熊野古道59.jpg熊野古道60・三体月伝説.jpg
三体月伝説・・・・・今は昔、熊野三山を巡って野中近露の里に姿を見せた一人の修験者が、里人に「わしは11月23日の月の出たとき、高尾山の頂きで神変不可思議の法力を得た。村の衆も毎年その日時に高尾山に登って月の出を拝むがよい。月は三体現れる。」 半信半疑で村の庄屋を中心に若衆達が、陰暦の11月23日の夜、高尾山に登って月の出を待った。やがて時刻は到来、東伊勢路の方から一体の月が顔をのぞかせ、あったいうまにその左右に二体の月が出た。三体月の伝説は、上多和、悪四郎山、槇山にもある。(以上は説明板より)

大坂本王子跡
熊野古道61・大坂本王子跡.jpg
↑大阪本王子(おおさかもとおうじ)は、大阪峠(逢坂峠)の麓にあることから名づけられたと見られる。逢坂峠は近露側から登るには相当の急坂であることから、古くから大坂と呼ばれており、『為房参詣記』10月7日条に「大坂之草庵」、『中右記』10月14日条に「大坂本王子」の地名が登場している。
江戸時代には「大坂王子」「相坂王子」とも記され、『続風土記』には社殿はなく碑のみとし、御幸記より大坂本王子の跡地と推定しているが、『熊野詣紀行』には小社ありと述べられている。1909年(明治42年)に近露の近野神社に合祀され、廃絶。現比定地に遺されている笠塔婆は、他に見られるものと同じく鎌倉時代後期に造立された町石卒塔婆である。


16時25分に牛馬童子ふれあいパーキングに到着。無事この日のハイキングはゴールしました。しかし私達両名は運動靴での歩きでしたので、足はずぶ濡れ。体も汗と雨でびっしょりでした。梅田には20時に到着し、今回もまた「亀多寿司」で反省会を二人でしました。その結果、装備をキッチリしようという事になり、後日トレッキング靴や専用ズボン等を購入した次第です。
今回のコースも起伏が激しく、ハードなコースでした。それに雨中の行進でしたので、写真も多くは撮れませんでした。

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◎昨日の阪神タイガース

回 数:123・456・789・・・・・・・計・・・・・・・(安打) 甲子園、 44,087人
DeNA:000・500・001・・・・・・・6・・・・・・・・(7)
阪 神:000・000・000・・・・・・・0・・・・・・・・(5)

【本塁打】金城4号3ラン(4回、秋山)、ブランコ28号ソロ(9回、渡辺)
【マルチ安打】大和2
【投手】
●秋山   5回:5安打、6三振、1四球、5失点(3試合2敗)
・ボイヤー  2回:無安打、2三振、無四球、無失点
・松田   1回:1安打、1三振、無四球、無失点
・渡辺   1回:1安打、1三振、無四球、1失点
○藤井   9回:5安打、6三振、2四球、無失点(16試合5勝3敗)

※今日の試合は采配ミスです。デーゲームで巨人が負けたので手を緩めたのでしょう。
最近好調だった今成・坂を外して(相手が左腕だから)高山・新井良を起用したのが裏目に出た。
特に新井良はライナーを弾いて二塁打にしたことが、大量失点のキッカケでした。
先発秋山は、3回まで素晴らしい投球内容でしたが、自らの犠牲バント失敗が後を引き、不甲斐なく崩れてしまいました。セルフコントロールが弱いのでしょうね。

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コメント 8

たいちさん

★世界のアイドルさん、nice有難うございます。

★tochiさん、nice有難うございます。

★有城佳音さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2013-07-14 09:31) 

路渡カッパ

お弁当、めはりずしとさんま寿司、梅干しも!
和歌山色いっぱいの美味しそうなお弁当ですね♪\(^◇^)/
by 路渡カッパ (2013-07-14 11:43) 

たいちさん

路渡カッパさん、niceとコメントありがとうございます。
地元の人の手作りの弁当でしたので、地産のものを使用した美味しい弁当でしたね。
by たいちさん (2013-07-14 14:42) 

たいちさん

★ネオ・アッキーさん、nice有難うございます。

★alba0101さん、nice有難うございます。

★いっぷくさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2013-07-14 14:44) 

たいちさん

★Gecko_sings_at_nightさん、nice有難うございます。

★sugoimonoさん、nice有難うございます。

★ぼんぼちぼちぼちさん、nice有難うございます。

★かずのこさん、nice有難うございます。

by たいちさん (2013-07-14 23:30) 

たいちさん

non_0101さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2013-07-15 09:46) 

たいちさん

めぎさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2013-07-15 21:23) 

たいちさん

colletさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2013-07-19 19:04) 

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