SSブログ

池田市のマンホール蓋(毘沙門亀甲紋様)、柴犬はなワンショット [マンホール]

5月7日(木)    池田市のマンホール蓋シリーズの第6弾は「毘沙門亀甲紋様」のマンホール蓋です。この紋様も多種類に分類されます。マンホール蓋の面白味を堪能してください。

◎マンホール蓋(Wikiより)
【近年の日本のマンホール蓋における問題点】
日本国内に設置されているマンホール蓋は、下水道用だけで約1500万個ある。トラックの大型化に伴い1995年、幹線道路では25トンの荷重(それ以前は20トン対応)に耐えられるように安全基準が変更された。この改正以前の設置分を含めて。車道で15年、歩道で30年程度とされる耐用年数を過ぎた蓋が全国に約300万個あると日本グラウンドマンホール工業会(東京)は推計しており、更新が遅れるとスリップ事故などに繋がる懸念がある。
豪雨による下水道内の水量増加に伴って蓋が外れる危険性がある。そのため、2018年には蓋が下方向から受ける圧力や水圧を逃す仕組みを持つ「圧力解放耐揚圧」機能を持ったマンホールがJIS規格として定められる。
本来、マンホール蓋表面の紋様はスリップ防止のために付けられている物だが、近年散見される具象模様付の蓋は、旧来の単純な幾何学模様の蓋に比べて平面の部分が増加した物も多く見られる。自治体によっては一時期、具象模様付の蓋を採用したものの、後にそれを中止し、最新の細かい幾何学模様のマンホール蓋を採用している例もある。

【歴史的な日本のマンホール蓋】
日本で最初の下水道は、1881年(明治14年)の横浜居留地で、神奈川県御用掛(技師)の三田善太郎がこの下水道の設計を行ない、その時に「マンホール」を「人孔」と翻訳したのではないかと言われている。この時設置された蓋は鋳鉄製格子状だったとも木製格子状だったとも言われており、詳細については不明である。
間違いなく鋳鉄製の蓋が使用されたのは、1885年(明治18年)の神田下水(東京)の「鋳鉄製格子形」が嚆矢とされている。鋳鉄製格子形の物は実際に2000年代まで東京都千代田区神田岩本町に残存していたのが林丈二、栗原岳により確認されており、寸法や格子の穴の数まで神田下水当時の図面に描かれた蓋と同一であった。また、北海道函館市入舟町には1897年(明治30年)頃の物と推察される鋳鉄製格子形の蓋が2018年時点で幾つか現存しており、国内現役最古のマンホール蓋の可能性がある。
現在の蓋の原形は、明治から大正にかけて、東京帝国大学で教鞭をとると同時に、内務省の技師として全国の上下水道を指導していた中島鋭治が、1904年(明治37年)から1907年(明治40年)にかけて東京市の下水道を設計するときに西欧のマンホールを参考に考案した。この当時の紋様が東京市型と呼ばれ、中島門下生が全国に散るとともに広まってゆき、その後、1958年(昭和33年)にマンホール蓋のJIS規格(JIS A 5506)が制定された際に、この紋様が採用された。一方、名古屋市の創設下水道(1907年=明治40年起工)の専任技師だった茂庭忠次郎は、その後内務省土木局に入り、全国の上下水道技術を指導した折に名古屋市型を推し進めたため、名古屋市型紋様も全国的に広まっていった。
コンクリート製マンホール蓋は、1932年(昭和7年)頃、東京の隅田川にかかる小台橋近くの工場で森勝吉が製造したのが嚆矢とされ、ダイヤ型のガス抜き穴が開いた物であった。「森式」、或いは「小台型」と呼ばれ、特に金属が不足した支那事変以降、戦時中にかけて多用されたと言われている。現在でも、このダイヤ穴の物は稀に見かける。
他に上水道、電話、電力、ガスといった事業体でもマンホール蓋は存在する。


◎池田市のマンホール蓋(毘沙門亀甲紋様)

↓①市章に下水表示、フックは上下、番号なし、〇10、ガス穴なし
毘沙門1.jpg

↓②市章に下水、下部に雨水表示、フックは上下、番号なし、〇9、ガス穴9
毘沙門11.jpg

↓③市章に下水表示、フックなし、番号なし、〇8、ガス穴なし
毘沙門3.jpg

↓④市章に下水表示、フックなし、上に「14」、〇8、ガス穴なし
毘沙門7.jpg

↓⑤市章に下水、下部に雨水表示、フックなし、番号なし、〇8、ガス穴8
毘沙門5.jpg

↓⑥市章に下水表示、フックなし、番号なし、〇なし、ガス穴なし
毘沙門2.jpg

↓⑦市章に下水表示の小型、フックなし、番号なし、〇なし、ガス穴なし
毘沙門6.jpg

↓⑧市章に下水表示、フックなし、番号なし、〇8曲線配置、ガス穴なし
毘沙門4.jpg

↓⑨市章に下水表示の凸型模様、フックなし、上に「25」、〇6、ガス穴なし
毘沙門9.jpg

↓⑩市章に下水、下部に雨水表示の凸型模様、フックなし、上に「25」、〇6、ガス穴6
毘沙門10.jpg

↓⑪市章に下水・下部に雨水表示、フックは上下、番号なし、〇は9、ガス穴9
毘沙門11.jpg

【過去の池田市マンホール蓋のブログ記事】
第1弾:キャラクター マンホール(ひよこちゃん):2020年4月25日掲載
第2弾:キャラクター マンホール(ウォンバット):2020年4月27日掲載
第3弾:ご当地マンホール:2020年4月30日掲載「ご当地マンホールとは」
第4弾:亀甲紋様1:2020年5月3日掲載「マンホール蓋の概要」
第5弾:亀甲紋様2:2020年5月5日掲載「マンホール蓋の形状、収集愛好」
・第6弾:毘沙門亀甲紋様:2020年5月7日掲載「日本の近年と歴史的なマンホール蓋」

=====================================


◎昨日の柴犬「はな」

昨日の散歩途中でのワンショットです。設置場所は池田市神田3丁目

↓石の道・いけだ 彫刻シンポジウム’92 「奇跡の器」竹股 桂
http://machigoto.jp/news/detail/?art_id=1291
はな1.jpg
【略歴】
・1953年、新潟県生まれ
・1976年、金沢美術工芸大学彫刻科卒業
・1986年、自由美術協会会員推挙
・1992年、石の道・いけだ彫刻シンポジウム

====================================
nice!(22)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー