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「美術の世界シリーズ 第4集」発行、ヤクルト村上5打席連続本塁打 [特殊切手]

8月3日(水)   日本郵便㈱は、魅力ある名作絵画などの美術品を題材として特殊切手「美術の世界シリーズ第4集」を本日発行します。
 第4集は「黄色・黄金の世界」がテーマです。

【切手のデザインについて】
美術の世界シリーズの第四弾は、「黄色・黄金の世界」です。黄色はヒマワリの花弁に代表される
明るく温かな色彩に特徴があり、黄金は不変の輝きをもつ素材として絵画や工芸品にしばしば用い
られます。これらの色彩は黒、青、緑といった濃い色に並置されると、明快な対比によってその美
しさが際立ちます。西洋絵画で背景に用いられた黄色、日本の屏風に多用される黄金の金箔や金泥
は、いずれも光あふれる空間を表現しています。今回は、室町時代から現代にいたる日本の絵画・
工芸と、近代のヨーロッパ絵画のなかから、黄色・黄金が印象的な作例を取り上げています。

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◎美術の世界シリーズ 第4集
発行日:令和4年(2022)8月3日(水)
料額・種類:(A)63円×10種類(シール式)、(B)84円×10種類(シール式)
シート構成:(A)10枚(縦2×横5)、(B)10枚(縦2or3×横2or4)
切手デザイン:楠田 祐士
版式刷色:オフセット6色
発行枚数:(A)800万枚(80万シート)、(B)2,000万枚(200万シート)
銘版:凸版印刷

(A)63円切手(シール式)
↓(1)「色絵牡丹文平鉢 古九谷」 石川県立美術館蔵
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↑古九谷は、江戸時代の前期、17 世紀後半をピークとして数多く生産された色絵の磁器。
磁器特有の白色の地の上に三輪の牡丹を描いており、紫色・緑色の枝葉を背景に、黄色で表現された大輪の花がひときわ鮮明です。皿の周縁や葉の一部にも黄色が効いています。

↓(2)「浜松図屏風」 東京国立博物館蔵(Image: TNM Image Archives)
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↑室町時代には、白砂青松の浜辺の様子を描いた屏風が大量に制作されました。本作もその一つで、黄金の雲に包まれた空間の中に、春夏秋冬の花鳥や海浜の風俗が展開します。大きな柳の木は春の光景を示し、その周りを色とりどりの小鳥たちが飛びます。金色は、あたかも浄土のような空間を演出する決め手となっています。

↓(3)「佳器」小倉遊亀 滋賀県立美術館蔵
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↑小倉遊亀(1895~2000)は滋賀県に生まれ安田靫彦に師事し、日本美術院に所属する日本画家として活躍しました。濃い赤色のテーブルで画面を幾何学的に分割し、奥に置かれた古九谷の鉢の文様では黄色が効いています。これと呼応するように、手前には柑橘類が配され、黄色系の微妙な色相の差異と陰影の濃淡が画面全体の中で確かな存在感を示します。

↓(4)「向日葵図」鈴木其一 畠山記念館蔵
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↑鈴木其一(1796~1858)は江戸時代の後期に江戸の地で活躍した絵師。酒井抱一に師事して琳派の流れを継承し、明快な構図と鮮麗な彩色による装飾的表現に特徴があります。向日葵の茎や葉はにじませた絵の具で中間色を示すのに対し、正面や横から描かれた花の黄色は、まばゆいばかりに明るいです。

↓(5)「春日山蒔絵硯箱」 根津美術館蔵
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↑室町時代に制作された硯箱で、第八代将軍・足利義政が愛用したと伝えられます。蓋の表には銀の満月とともに、鹿・ 薄・桔梗など秋の風物と文字を配し、『古今和歌集』壬生忠岑の「山里は秋こそことにわびしけれ しかのなくねにめをさましつつ」の歌を表しています。月明かりに照らされて、山や動植物が金色に浮かび上がるかのようです。

↓(6)「龍虎図屏風」橋本雅邦 静嘉堂文庫美術館蔵(画像提供:静嘉堂文庫美術館 / DNPartcom)
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↑橋本雅邦(1835~1908)は幕末から明治時代に活躍した日本画家。狩野派の流れをくみ、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の開校に当たって教授を務めました。「龍虎図屏風」は、狩野派の伝統的な主題や技法に西洋風の新しい構図や空間感覚を取り入れた代表作です。虎の毛の黄色と背景の黄金が調和した画面に特徴があります。

↓(7)「諸国名橋奇覧 飛越の堺つりはし」葛飾北斎 すみだ北斎美術館蔵
(画像提供: すみだ北斎美術館 / DNPartcom)
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↑葛飾北斎(1760~1849)は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師。「諸国名橋奇覧」は、「冨嶽三十六景」の後に出版されたもので、全国各地にあった橋や既になくなった橋など、特徴ある構造を示すものを取り上げています。本図は、飛騨国と越中国または越前国との国境にあったつり橋をモチーフにしたもので、淡い黄色系の色で彩色された橋や崖が、背景の空や山岳の青色と美しい対比を見せています。

↓(8)「エトルタの朝」クロード・モネ アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
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↑モネ(1840~1926)はフランスで活躍した印象派の画家。エトルタは、フランス北部のノルマンディー地方の海岸で、石灰層の白色の断崖で知られます。モネは 1880 年代にここをしばしば訪れ、季節や時刻によって刻々と変化する海辺の光を描き留めました。断崖に反射するまぶしい朝日の光を的確に捉えています。

↓(9)「オイゲニア・プリマフェージの肖像」グスタフ・クリムト 豊田市美術館蔵
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↑クリムト(1862~1918)は、オーストリアのウィーンを舞台に活躍した画家。装飾的かつ象徴的な絵に特徴があります。晩年の 1913~1914 年に描かれたこの肖像は、彼のパトロンであった銀行家の妻をモデルとしたものです。モデルは複雑な配色の衣装をまとっており、輝くような黄色の背景がこれを浮かび上がらせる効果を発揮しています。

↓(10)「ひまわり」フィンセント・ファン・ゴッホ SOMPO美術館
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↑ゴッホ(1853~90)はオランダ生まれ、晩年をフランスで送った画家。鮮烈な彩色を用い、筆触を活かした表現の特徴があります。「ひまわり」は静物画の代表作の一つ。レモンイエローを背景に、黄色の壺と向日葵の花を配することで、微妙な色相や明暗の差を描き分け、画面全体を明るい生命感で満たしている点に特徴があります。


(B)84円切手(シール式)
↓(1)「色絵牡丹文平鉢 古九谷」
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↓(2)「浜松図屏風」(部分)
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↓(3)「径」小倉遊亀 東京藝術大学蔵
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↑母と子と飼い犬が仲良く並んで歩く、夏の日の様子を描いた一枚。大中小の身長が三角形の構図を示し、三者の脚がリズミカルな動きを示します。明るい画面の中で、女児の持つ傘の黄色がひときわ鮮やかなアクセントとなっています。

↓(4)「向日葵図」鈴木其一
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↓(5)「龍虎図屏風」橋本雅邦
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↓(6)「諸国名橋奇覧 飛越の堺つりはし」葛飾北斎
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↓(7)「ひまわり」フィンセント・ファン・ゴッホ
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↓(8)「人生は戦いなり(黄金の騎士)」グスタフ・クリムト 愛知県美術館蔵
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↑深い緑色を背景に、黄金の甲冑に身を固めて黒馬にまたがる騎士は、わき目もふらずに前進する孤高の存在として描かれています。1903 年に発表された本作は、自らの作品に対して非難を受けたクリムトがその心境を投影したものといわれます。黄金のもつ象徴性を最大限に発揮した作例です。

↓(9)「黄色いアイリス」クロード・モネ 国立西洋美術館(Photo: NMWA / DNPartcom)
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↑モネは後半生、パリ郊外のジヴェルニーにアトリエ兼住居を構え、睡蓮の浮かぶ池を配した庭園を営み、植物と水面に降り注ぐ光を観察しながら多くの作品を描きました。本作もその一つで、緑や青に塗られた葉の上に、明るい黄色の花弁が明瞭に描き出され、穏やかな風になびくような形態によって庭園全体を包む空気の存在を暗示しているようです。

↓(10)「春日山蒔絵硯箱」
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※(1)、(2)、(4)~(7)及び(10)については、63 円シートと同じです。

【過去の美術の世界シリーズのブログ記事】
第1集:2020年3月19日掲載:青の世界
第2集:2020年10月16日掲載:赤の世界
第3集:2021年9月8日掲載:緑の世界
・第4集:2022年8月3日掲載:黄色・黄金の世界

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◎阪神快勝 青柳が両リーグトップ12勝目 北條が決勝犠飛
https://www.daily.co.jp/tigers/2022/08/02/0015522391.shtml
 阪神が13日ぶりで後半戦初戦となる巨人との接戦を制し、貯金を今季最多タイの2に戻した。

 二回、大山の22号ソロで先制。三回は2死から1番・中野が右線三塁打で出塁し、続く島田の中前適時打で加点した。

 2-0で迎えた四回、丸の適時打と一、三塁での挟殺プレーで三塁・佐藤輝の捕球ミスと左翼・大山の悪送球と失策が重なった。2者の生還を許し、2-3と一時は逆転を許した。

 1点を追う六回、1死二塁から佐藤輝が守備のミスを取り返す左前適時打で同点。七回、1死二、三塁から代打・北條の中犠飛で再びリードを奪った。

 先発の青柳は6回を4安打3失点(自責点1)と粘りの投球。自身9連勝で両リーグトップの12勝目、プロ7年目で通算50勝目を挙げた。

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【本塁打】大山22号ソロ(2)【打点】大山1,島田1,佐藤1,北條1、梅野2【マルチ安打】島田2
【失策】佐藤(4)大山(4) 【併殺】大山(6) 【マルチ三振】青柳2
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↓ヒーローの北條選手
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★ヤクルト・村上「ホームランを打つ夢を見た」「もしかしたら」正夢の快挙達成!
https://news.yahoo.co.jp/articles/cccddd0c01873f8625c5430c875ac79f9ea0145a
 「ヤクルト5-0中日」(2日、神宮球場)
 ヤクルト・村上宗隆内野手がプロ野球史上初の5打席連発の大偉業。三回、1死一塁で柳のチェンジアップを仕留め、左中間席へ39号2ランを運んだ。
 初回に右翼席上段へ、史上14人目となる4打席連続本塁打。勢いが止まらず、22歳が快挙を達成した。
 村上はヒーローインタビューで開口一番、「疲れました」とニヤリ。記録については「知りませんでした」と笑った。
 まず初回の一発について、「4打席連続は意識していました。夢でホームランを打つ夢を見たので、もしかしたら打てるんじゃないかと打席に立ちました」という。直前に山田が本塁打を放ったが冷静だったとし、「連続記録はもしかしたらいけるんじゃないかと思ったので普段通り集中して立ちました」と振り返った。
 そして、5打席連続についても平常心で打席に入っていた。「5打席連続打てたらいいなあくらいの気持ちで。ちょっと狙ってましたけど、そのくらいの気持ちでいきました」と語り、手応えについて「ちょっと体勢崩されたんですけど、左手の感覚もすごく良かったですし、その前の右手のフォロースルーも良かったのでもしかしたら入るんじゃないかと思って走っていました」とうなずいた。
 村上は7月31日に甲子園で行われた阪神戦で放った3打席連発。中1日で行われたこの日の試合でも初回に4打席連続弾を放ち、王貞治らに並ぶ日本タイ記録となった。
 ベンチ裏での取材では「7月は苦しくていろんな感情も持ちましたけど、ご褒美かなと。4番としてチームの勝ちを大事にしているので、今日は今日で喜びに浸って、また明日勝てるようにしたい」と、すでに視線を先に向けていた。

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