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「美術の世界シリーズ 第2集」発行、豊中彫刻(27) [特殊切手]

10月16日(金)    日本郵便㈱は、魅力ある名作絵画などの美術品を題材として特殊切手「美術の世界シリーズ 第2集」を本日発行します。
 第2集は「赤の世界」がテーマです。

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◎美術の世界シリーズ 第2集
発行日:令和2年(2020)10月16日(金)
料額・種類:(A)63円×10種類(シール式)、(B)84円×10種類(シール式)
シート構成:(A)10枚(縦2×横5)、(B)10枚(縦2~3×横2~4)
切手デザイン:楠田 祐士
版式刷色:オフセット6色
発行枚数:(A)800万枚(80万シート)、(B)2,500万枚(250万シート)
銘版:凸版印刷

【切手のデザインについて】
美術の世界シリーズの第二弾は、「赤の世界」です。赤は、先史時代のラスコー洞窟(フランス)や
アルタミラ洞窟(スペイン)の壁画で多用されるように、人類にとって最も身近な色でした。
鉱物性の顔 料としては水銀系の朱、鉄系の弁柄、 鉛系の丹、染 料としては動物性の臙脂、植物性の紅
などがあり、それぞれ色調を異にします。
今回は、17 世紀から 20 世紀の日本絵画と工芸、ヨーロッパ絵画の中から、赤が特徴的な作例を選びました。朝焼けや夕焼けの光、燃え盛る炎、鮮やかな花弁、散りゆく紅葉など、見る者の心を揺さぶる暖色の効果は、画家や工芸家の創作意欲を強くかき立てるものであったといえるでしょう。

(A)63円切手(シール式)
(1)「色絵月梅図茶壺」(部分)野々村仁清  東京国立博物館蔵(重要文化財)
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野々村仁清(生没年不詳)は、江戸時代前期、17 世紀の半ばから末ごろに京都で活躍した陶工です。仁清が生みだした色絵陶器は実用性よりも鑑賞性を重視したもので、華やかな王朝風の美しさは大名などから人気を博しました。「色絵月梅図茶壺」の梅は、力強い幹と枝に大ぶりの紅梅の花弁が映え、金泥で表現された春霞がこれを柔らかく包み込んでいます。

(2)「愛染」(部分)川端龍子  足立美術館蔵
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川端龍子(1885~1966 年)は大正・昭和に活躍した日本画家です。はじめ洋画を学びましたが、やがて日本画に転じ、日本美術院の同人として活動しました。昭和初期に日本美術院を離れて青龍社を設立し、大胆な構図と明快な彩色で日本画に新風を吹き込みました。本作は、つがいの鴛鴦が、水面に散った紅葉を円形にかき分けながら泳ぐ様子を描いています。

(3)「鼓の音」上村松園  松伯美術館蔵
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上村松 園(1875~1949 年)は近代を代表する女性日本画家です。本作は、若い女性が鼓を打つ姿を描いています。着物の赤色は、帯の青色と明確に対比されるとともに、白く繊細な指先の輪郭を浮かび上がらせる効果を発揮しています。

(4)「渡頭の夕暮」和田英作  東京藝術大学蔵
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和田英作(1874~1959 年)は明治から昭和にかけて活躍した洋画家です。東京美術学校(現在の東京藝術大学)を卒業し、のちに教授、校長を務めるなど、教育者としても知られました。
「渡頭の夕暮」は美術学校の卒業制作で、多摩川の下流にあたる矢口の渡しを描いたものです。
川面に映る夕焼けのグラデーションが見事です。

(5)「浅葱地牡丹燕文紅型衣裳」(部分) 九州国立博物館蔵
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紅型(びんがた)とは布面に模様を表すために糊防染を行い、顔料や染料で色を染める 琉 球(沖縄)で生まれた技法です。紅型の「紅」は色の総称、「型」は模様そのものを意味します。
本作は 19 世紀頃に制作されたもので、大輪の牡丹や生き生きと飛び交う燕が型紙を用いて布地に染め出されています。瑞々しくさわやかな淡い藍色の木綿地に赤色や黄色の模様が華やかな衣裳です。

(6)「冨嶽三十六景 凱風快晴」(部分)葛飾北斎  和泉市久保惣記念美術館蔵
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葛飾北斎(1760~1849 年)は江戸で活躍した浮世絵師。「冨嶽三十六景」シリーズは、天保 (1831)
年ごろに出版された北斎の代表作で、西洋絵画に学んだ遠近法を駆使して富士山のさまざまな表情を描き出しています。「凱風快晴」は赤富士と通称され、山体の赤のグラデーションと青空・白雲の対比が新鮮です。

(7)「四季花鳥のうち秋(林梢文錦)」荒木十畝  山種美術館蔵
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荒木十畝(1872~1944 年)は明治から昭和にかけて活躍した日本画家で、花鳥画を得意としました。
「四季花鳥」は四幅対に春夏秋冬それぞれを装飾性豊かに展開した作品で、華麗な彩色と琳派的な
構図に特徴があります。本作はそのなかの一幅で錦秋の情景を主題とし、赤く色づいた葉の濃淡の
変化が見所です。

(8)「おさげ髪の少女」(部分)アメデオ・モディリアーニ  名古屋市美術館蔵
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アメデオ・モディリアーニ(1884~1920 年)はイタリア人画家で、主としてパリで活躍しました。
その肖像画は、縦長にデフォルメされた輪郭と、哀愁に満ちた表情に特色があります。「おさげ髪の
少女」は、頬の淡い赤、朱色の唇、衣服のピンク色など、赤色系の対比が特徴的です。

(9)「ラ・フランス」アンリ・マティス  ひろしま美術館蔵
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アンリ・マティス(1869~1954 年)はフランスで活躍した画家で、平面性を強調した構図と鮮明な彩色を得意としました。本作は左右対称のバランスの良い構図が特徴で、赤い衣を着た女性が黄色の背景の前に座っており、明るい色彩の対比が鮮烈な印象を与えます。

(10)「しゃくやくの花園」クロード・モネ  国立西洋美術館蔵
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クロード・モネ(1840~1926)は、フランスで活躍した印象派の代表的な画家です。本作は、1887 年に描かれた作品で、全体に荒々しい筆致で芍 薬の花が咲き乱れる様子を描いています。
花弁や葉に降り注ぐ太陽の光と影を、画家は注意深く描き分けています。


(B)84円切手(シール式)
(1)「色絵月梅図茶壺」(部分)野々村仁清  東京国立博物館蔵(重要文化財)
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(2)「愛染」(部分)川端龍子  足立美術館蔵
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(3)「序の舞」上村松園  東京藝術大学蔵(重要文化財)
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上村松 園(1875~1949)の代表作で、「何ものにも犯されない、女性のうちにひそむ強い意志」を表現することを狙いました。凛とした舞の所作をする身体は、赤色の振袖に包まれることで、緊張感の中にも華やかさを醸し出しています。

(4)「鮭」高橋由一  東京藝術大学蔵(重要文化財)
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高橋由一(1828~1894 年)は佐野藩士として生まれ、初め狩野派に学びましたが、やがて西洋の絵画に関心を深めます。幕末に習得した油彩技法によって、対象の実感的な描写に成功しました。
明治 10(1877)年ごろに描かれた「鮭」はその代表作で、鮭の身の鮮やかな赤色が、その質感も含めて緻密に描き出されています。

(5)「冨嶽三十六景 凱風快晴」(部分)葛飾北斎  和泉市久保惣記念美術館蔵
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(6)「炎舞」速水御舟  山種美術館蔵(重要文化財)
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速水御 舟(1894~1935 年)は大正から昭和にかけて活躍した日本画家。大正 14(1925)年に描かれた本作は御舟の代表作で、炎に集まる蛾の様子を徹底的に観察し、写実性と幻想性を併せ持った画面に仕上げています。飛び交う蛾や燃え盛る炎の形態や彩色からは、御舟が日本や中国の古典絵画を深く学んでいたことがわかります。

(7)「浅葱地牡丹燕文紅型衣裳」(部分) 九州国立博物館蔵
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(8)「おさげ髪の少女」(部分)アメデオ・モディリアーニ  名古屋市美術館蔵
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(9)「ジヴェルニーの積みわら、夕日」クロード・モネ  埼玉県立近代美術館蔵
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クロード・モネ(1840~1926 年)による、農場の「積みわら」を描いた連作のうちの一枚です。
モネはしばしば連作を描きましたが、いずれも季節や時間によって変化する光の表情を捉えることに強い関心を向けています。夕映えの空や、大地の複雑な色の変化が見所です。

(10)「リュート」アンリ・マティス  ポーラ美術館蔵
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アンリ・マティス(1869~1954 年)は、室内の人物をしばしば描きました。赤色の地の壁紙と絨 毯
にはリズミカルな文様が配され、大きな花瓶が置かれた机も赤色に塗られています。左側でリュートを演奏する女性のドレスにも赤色の文様が散らされており、画面全体が赤を基調とした旋律のようなパターンを示しています。

【過去の美術の世界シリーズのブログ記事】
第1集:2020年3月19日掲載:青の世界
・第2集:2020年10月16日掲載:赤の世界

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◎柴犬「はな」と豊中彫刻(27)

「風と光の塔」 勝造形企画㈱
設置場所:豊中市服部豊町2丁目 広池橋広場 中央幹線景観水路 平成7年3月設置
人と人とのふれあいの和・人と自然との和を基本モチーフとし、その輪の中から風を寛次、光を感じられるシンボル的な形状とした。風は四季のうつろいの中から変化していき、光は時間の変化(日の出から日没まで)と共に変わっていく。人々が“生きられる時間”をもっと貪欲に、そして鮮明に楽しめるようなデザインコンセプトとした。
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◎昨日の阪神タイガース

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【打点】ボーア1、原口2 【マルチ安打】ボーア2、原口2 【マルチ三振】井上2
【失策】井上(1回)、ボーア(3回)、植田(9回) 【併殺打】原口(4回)

★阪神、悪夢の逆転サヨナラ負け 守護神スアレス、今季初被弾が痛恨3ラン
https://www.daily.co.jp/tigers/2020/10/15/0013785392.shtml
 阪神が痛恨の逆転サヨナラ負けで中日戦3連敗を喫した。1点リードの九回、守護神のロベルト・スアレス投手が中日・高橋に逆転サヨナラ3ランを浴びた。移籍後初となるサヨナラ打を許し、今季登板43試合目で自身初黒星となった。スアレスが本塁打を浴びたのも今季初となる。
 13日の中日戦から2連敗中の阪神は、この試合の七回まで24イニング連続無得点と打線が沈黙。しかし八回に4番手・祖父江をつかまえた。1死満塁のチャンスをつくり、ボーアの一ゴロの間に1点を返した。そしてこの試合スタメンマスクの原口が詰まりながらも中前打を放ち、2者が生還。逆転に成功した。
 しかし九回に悪夢が待つ。八回をエドワーズ無失点で切り抜けた後、6番手で九回を任されたのは守護神・スアレス。先頭・大島を142キロスプリットで空振り三振に斬った。ただ、2番・京田には四球を与える。さらに続く遠藤には左前打を浴び1死一、二塁。ここで打席には4番・ビシエドを迎えた。
 その初球。鋭い当たりだったが二塁の正面を突き二直。ただ、二塁手・植田が飛び出していた二走・京田をアウトにしようと二塁送球した。それが悪送球となり2人の走者がそれぞれ進塁。2死二、三塁と一打サヨナラのピンチを招いた。阪神の失策数は両リーグワーストの70。またも勝負どころで守備がほころび、勝利を逃した。
 ここで5番・高橋。カウント1-1からの3球目だった。159キロ直球をはじき返された。打球はぐんぐん伸びて左翼スタンドへ。竜党の歓声だけがナゴヤドームに響いた。
 これで中日相手に同一カード3連敗。ナゴヤドームでは今季9敗目となった。これは12年以来、8年ぶりの屈辱だ。

※あと一人コールの中の、逆転サヨナラ負け。非常に気分の悪い幕切れでしたね。

★阪神・藤川に中日側から異例のセレモニー 登板機会なく…ナゴヤDに「球児コール」

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tomi_tomi

テレビ放送無くてよかった?スアレスで打たれれば諦めつきますが・・・エラーが多すぎます。コロナ対策不十分も場外エラーですね!
by tomi_tomi (2020-10-16 00:48) 

たいちさん

tomi_tomiさん、niceとコメント有難うございます。
記録に現われない失策も含め、守備・走塁のミスが多過ぎますね。来期は、ここを重点的に改善する必要がありますね。
by たいちさん (2020-10-16 11:55) 

たいちさん

★kameさん、nice有難うございます。

★@ミックさん、nice有難うございます。

★Edyさん、nice有難うございます。

★タンタンさん、nice有難うございます。

★ryo1216さん、nice有難うございます。

★tochiさん、nice有難うございます。

★ritton2さん、nice有難うございます。

★kooさん、nice有難うございます。

★xml_xslさん、nice有難うございます。

★鉄腕原子さん、nice有難うございます。

★かずのこさん、nice有難うございます。

★hide-mさん、nice有難うございます。

★kousakuさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-10-16 12:00) 

たいちさん

★ずん♪さん、nice有難うございます。

★kiyokiyoさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-10-16 22:37) 

たいちさん

ありささん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-10-17 18:37) 

たいちさん

non_0101さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-11-15 22:59) 

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