SSブログ

天体シリーズ 第3集、BAFTA英国アカデミー賞2020 [特殊切手]

2月5日(水)   日本郵便㈱は、魅力ある天体の世界を題材とした、特殊切手「天体シリーズ 第3集」を本日発行します。

【切手のデザイン】
惑星や星雲などの美しい天体の世界をイメージし、切手のデザインとしています。 また、透明ホログラム箔を使用しており、切手シートを傾けると光を反射し、切手の一部がキラ キラ光ります。

     天体シート.jpg


◎天体シリーズ 第3集
発行日:令和2年(2020)2月5日(水)
料額・種類:84円×10種類(シール式)
シート構成:10枚(縦2or4×2or3変形)
シート背景:天の川のイメージ、木星(部分)、土星(部分)
監修:井上 毅(明石市立天文科学館館長)、写真提供者:省略
切手デザイン:丸山 智
版式刷色:オフセット6色・箔
発行枚数:3,000万枚(300万シート)
銘版:凸版印刷

↓①ベテルギウス(想像図)
天体1.jpg
↑ベテルギウス(Betelgeuse)は、オリオン座α星、オリオン座の恒星で全天21の1等星の1つ。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに、冬の大三角を形成している。M型の赤色超巨星。また、変光星でもあり、星自体の形状が変化する脈動変光星、中でも半規則的に変光するSRC型に分類されている。これらの特徴から主系列星を終えた進化段階にあると考えられている。

↓②おうし座かに星雲(部分)
天体2.jpg
↑かに星雲(かにせいうん、Crab Nebula 、M1、NGC1952)はおうし座にある超新星残骸で、地球からの距離はおよそ7000光年。典型的なパルサー星雲で、中心部には「かにパルサー」と呼ばれるパルサーの存在が確認されており、現在も膨張を続けている。
この星雲の元となった超新星爆発が1054年に出現したことが、中国や日本の文献に残されている。

↓③こと座リング星雲
天体3.jpg
↑環状星雲(Ring Nebula 、M57、NGC 6720)はこと座にある惑星状星雲である。地球からの距離は約2,300光年。リング状の特徴的な姿をしており、惑星状星雲の中では最も有名な天体の一つで、「リング星雲」「ドーナツ星雲」の別名がある。惑星状星雲としては亜鈴状星雲 (M27) に次いで発見された。星雲の中心には白色矮星が存在し、この星から数千年前に放出されたガスが白色矮星からの紫外線を受けて蛍光灯のように輝いている。リング部分の青い色はヘリウム、緑色は酸素、赤色は窒素の輝線スペクトルである。

↓④さそり座バタフライ星雲(部分)
天体4.jpg
↑NGC 6302(Caldwell 69)は、さそり座にある双極性の惑星状星雲である。その形からバタフライ星雲とも呼ばれる。星雲中の構造は、これまで惑星状星雲で観測された中で最も複雑なものの1つである。スペクトルにより、中央の恒星の表面温度は20万Kを超え、この銀河の中で最も熱い恒星の1つであることが示されており、形成の元となった恒星が非常に大きいものであったことが示唆されている(PG1159型星参照)。
中央の恒星は白色矮星で、改良されたハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3を使って、近年になって発見された(Szyszka et al. 2009)。恒星の現在の質量は、約0.64太陽質量であり、周囲にガスと塵でできた非常に密度の濃い円盤を持っている。この密度の高い円盤により、恒星から流れ出る物質は、砂時計のような双極構造を形成することになる(Gurzadyan 1997)。この双極構造は、様々な興味深い構造を示す。

↓⑤タイタン
天体5.jpg
↑タイタンまたはティタン(英語: Titan、確定番号:Saturn VI) は、土星の第6衛星で最大の衛星である。
木星の衛星であるガニメデに次いで、太陽系では2番目に大きな衛星で、よく「惑星のような衛星」としても記述される。地球の月と較べて半径は1.48倍、質量は1.8倍である。太陽系最小の惑星である水星よりも大きいが、質量はそのわずか40%しかない。
オランダの天文学者クリスティアーン・ホイヘンスによって1655年3月25日に、土星を公転する衛星として初めて発見された。太陽系全体では地球の月、木星の4つのガリレオ衛星に次いで、6番目に発見された衛星である。土星半径の約20倍離れた軌道を公転しており、タイタンの表面から見た土星の大きさは約5.7度で、地球から見た月の11倍程度の視半径である。
タイタンは主に氷と岩石で構成されている。宇宙時代(英語版)以前の金星と同様に、分厚く不透明な大気によって、タイタンの表面に関してはほとんど知られていなかった。2004年以降、探査機カッシーニ搭載のホイヘンスによって、タイタン極地に液体炭化水素の湖が発見されるなどの新しい情報がもたらされた。地質学的に若い地表面はほとんど滑らかであり、クレーターが僅かにある程度だが、山や氷の火山と推定されるものが発見されている。カッシーニによる赤外線・電波観測機器によるデータを元にタイタンの全球地質図が作成され、2019年に公表された。
太陽系の衛星の中では唯一、濃い大気とメタン循環を持っている。大気の大部分は窒素であり、残りの僅かな成分はメタンとエタンから成る雲や、窒素に富んだ有機スモッグである。また、地球以外の天体で、安定した液体の存在が明確に確認されている唯一の天体でもある。タイタンには液体メタンの雨が降り、メタンおよびエタンの川や湖が存在すると考えられていた。このことは、カッシーニ探査により確認されている。

↓⑥アマルテア(想像図)
天体6.jpg
↑アマルテア(Jupiter V Amalthea)は、木星の第5衛星。2018年までに発見された衛星の中で内側から3番目の軌道を回っている。同様にガリレオ衛星より内側を回っている木星内部衛星群をアマルテア群と呼ぶことがある。
名前はゼウスを育てたニンフ、アマルテイアに由来し、発見後まもなくカミーユ・フラマリオンによって提唱された。しかし正式に命名されたのは1975年で、それ以前は単にJupiter Vという名で知られていた。俗にバーナード星とも(ただしこの呼称はへびつかい座の恒星の方を指すことが多い)。なお、同名の小惑星 (113) アマルテアも存在する。

↓⑦テーベ(想像図)
天体7.jpg
↑テーベ(英語:Thebe、確定番号:Jupiter XIV)は、木星の衛星の1つ。内側から4番目の衛星で、木星の4つの木星内部衛星群衛星の1つである。仮符号はS/1979 J 2。 1979年に、ボイジャー1号の撮影画像中から、アメリカのスティーヴン・P・シノット(Stephen P. Synnott、サイノットの表記もあり)によって発見された。
1983年に、ギリシア神話の川の神アーソーポス(Asopos)の娘で、大神ゼウスとアンティオペーの息子ゼートスの妻となったニンフ、テーベーに因んで命名された。
木星からの平均距離は22万1889 km、公転周期と自転周期はともに13時間。直径は約100 kmで、直径40 kmほどの大きなクレーターがある。

↓⑧エンケラドゥス
天体8.jpg
↑エンケラドゥスまたはエンケラドスまたはエンセラダス (Saturn II Enceladus) は、土星の第2衛星。直径498 km、土星からの距離は約24万km、土星の周りを33時間ほどで公転している。生命の可能性を持つ衛星として知られる。
1789年に天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された。その後、1847年にギリシア神話のギガース族の1人エンケラドスにちなみ、息子のジョン・ハーシェルが命名・発表した。
直径は平均500キロメートルほどだが、熱源を持ち、土星の衛星としては6番目に大きい。反射率が極めて高く、太陽系の中で最も白い星とされる。表面は比較的新しい氷で覆われている。
2005年3月ごろ、エンケラドゥスに接近したNASA/ESAの無人土星探査機カッシーニが、エンケラドゥスに極めて微量の大気を発見した。大気の成分は水蒸気と見られている。火山か間欠泉などの大気の安定した供給源があるものとみられる。しかしエンケラドゥスは重力が小さく、大気はすぐに宇宙に逃げてしまう。同じく木星の衛星のイオや、海王星の衛星トリトンには火山噴出物による微量な大気が観測されている。

↓⑨ガニメデ
天体9.jpg
↑ガニメデ (Jupiter III Ganymede) は、木星の第3衛星である。太陽系に存在する衛星の中で半径、質量ともに最大であり、半径は太陽系内の全ての天体の中で9番目に大きい。直径は 5,268 km であり惑星である水星よりも 8% 大きいが、質量は水星の 45% にとどまる。金属の核を持ち、太陽系内の固体天体としては最も低い規格化した慣性モーメントを持ち、磁場を持つことが知られている唯一の衛星である。木星の衛星全体の中では木星から7番目に近い衛星であり、ガリレオ衛星の中では3番目である。他のガリレオ衛星と共に、地球以外の天体を公転していることが発見された初めての天体である。ガニメデはおよそ7日かけて木星を公転し、エウロパとイオと 1:2:4 の軌道共鳴を起こしている。比較的明るい衛星で、双眼鏡でも観望が可能である。
ガニメデはケイ酸塩岩石と水の氷がほぼ半々の組成からなっている。鉄が豊富な液体の核を持った完全に分化した天体であり、地球の海よりも多くの水を保持している可能性がある内部海を持っている。表面は主に2種類の地形が見られる。暗い領域は衝突クレーターで飽和している40億年前に形成されたと考えられている地形で、衛星の3分の1を覆っている。明るい領域は、広範に広がる溝や尾根が多数横切っており、少しだけ年齢が若いだけであり、残りの3分の2の領域を覆っている。明るい領域における破壊されたような地質の原因は明らかになっていないが、潮汐加熱による地殻の活動 (テクトニクス) の結果である可能性がある。

↓⑩カリスト
天体10.jpg
↑カリスト(Jupiter IV Callisto) は、木星の第4衛星である。ガニメデに次いで2番目に大きい木星の衛星であり、太陽系の衛星の中ではガニメデと土星最大の衛星タイタンに次ぐ3番目の大きさを持つ。太陽系の全天体の中でも水星に次いで12番目に大きい。また分化(en:Planetary differentiation)していないと思われる天体としては太陽系最大である。比較的明るい衛星で、双眼鏡でも観察できる。
カリストは1610年にガリレオ・ガリレイによって発見された。直径は 4,821 km であり、惑星である水星の 99% の大きさであるが、質量は水星の3分の1に過ぎない。ガリレオ衛星と呼ばれる木星の四大衛星の中では最も外側を公転しており、軌道半径は 1,883,000 km である。他の3つのガリレオ衛星のイオ、エウロパ、ガニメデとは異なり軌道共鳴を起こしておらず、従って目立った潮汐加熱も発生していない。カリストの自転はカリストの公転周期と同期しており、常に同じ半球を内側に向けている。そのため木星はカリストの空の常に同じ位置にとどまって見える。カリストの軌道は他の3つのガリレオ衛星より遠方にあるため木星の主要な放射線帯の外にあり、木星の磁気圏にはあまり影響を受けていない。
カリストは岩石と氷がほぼ同量の組成を持っており、密度はおよそ 1.83 g/cm3 である。木星の主要な衛星の中では最も密度が低く、表面重力も小さい。表面に分光学的に検出されている化合物は、水氷、二酸化炭素、珪酸塩、有機化合物である。ガリレオ探査機による探査では、カリストは小さい岩石の核を持つ可能性があり、また深さ 100 km 以上に液体の水の内部海を持っている可能性があるとされた。

【過去の天体シリーズのブログ記事】
天体シリーズ第1集:2018年2月7日発行
天体シリーズ第2集:2019年2月6日発行
・天体シリーズ第3集:2020年2月5日発行

====================================


◎BAFTA英国アカデミー賞2020
https://umikarahajimaru.at.webry.info/202002/article_4.html
2月2日に第73回BAFTA英国アカデミー賞の授賞式がありました。主要賞は以下の通りです。

◆作品賞(Best Film)
 ◎『1917 命をかけた伝令』(英・米)
 ・『アイリッシュマン』
 ・『ジョーカー』
 ・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 ・『パラサイト 半地下の家族』(韓)

◆監督賞(David Lean Award for Direction)
 ◎サム・メンデス 『1917 命をかけた伝令』(英・米)”
 ・マーティン・スコセッシ 『アイリッシュマン』
 ・トッド・フィリップス 『ジョーカー』
 ・クエンティン・タランティーノ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 ・ポン・ジュノ 『パラサイト 半地下の家族』(韓)

◆主演男優賞(Leading Actor)
 ・レオナルド・ディカプリオ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 ・アダム・ドライヴァー 『マリッジ・ストーリー』
 ・タロン・エガートン 『ロケットマン』
 ◎ホアキン・フェニックス 『ジョーカー』
 ・ジョナサン・プライス 『2人のローマ教皇』(英・米・伊・アルゼンチン)

◆主演女優賞(Leading Actress)
 ・ジェシー・バックリー(Jessie Buckley) “Wild Rose”(英)
 ・スカーレット・ヨハンソン 『マリッジ・ストーリー』
 ・シアーシャ・ローナン 『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
 ・シャーリーズ・セロン 『スキャンダル』
 ◎レニー・ゼルウィガー 『ジュディ 虹の彼方に』

◆助演男優賞(Supporting Actor)
 ・トム・ハンクス  “A Beautiful Day in the Neighborhood”(監督:マリエル・ヘラー)
 ・アンソニー・ホプキンス 『2人のローマ教皇』(英・米・伊・アルゼンチン)
 ・アル・パチーノ 『アイリッシュマン』
 ・ジョー・ペシ 『アイリッシュマン』
 ◎ブラッド・ピット 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

◆助演女優賞(Supporting Actress)
 ◎ローラ・ダーン 『マリッジ・ストーリー』
 ・スカーレット・ヨハンソン 『ジョジョ・ラビット』
 ・フローレンス・ピュー 『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
 ・マーゴット・ロビー 『スキャンダル』
 ・マーゴット・ロビー 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

★関連:写真80枚!第73回英国アカデミー賞のレッドカーペット

######################################

nice!(21)  コメント(5) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 21

コメント 5

たいちさん

★@ミックさん、nice有難うございます。

★鉄腕原子さん、nice有難うございます。

★ストックンさん、nice有難うございます。

★tochiさん、nice有難うございます。

★middrinnさん、nice有難うございます。

★トレンダー櫻井さん、nice有難うございます。

★ryo1216さん、nice有難うございます。

★yu-papaさん、nice有難うございます。

★ありささん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-02-05 11:27) 

たいちさん

★kenさん、nice有難うございます。

★芝浦鉄親父さん、nice有難うございます。

★ritton2さん、nice有難うございます。

★takaさん、nice有難うございます。

★xml_xsl さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-02-05 15:38) 

たいちさん

★いっぷくさん、nice有難うございます。

★神描人さん、nice有難うございます。

★足立sunnyさん、nice有難うございます。

★匁さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-02-05 21:52) 

たいちさん

★ネオ・アッキーさん、nice有難うございます。

★かずのこさん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-02-06 14:00) 

たいちさん

non_0101さん、nice有難うございます。
by たいちさん (2020-02-08 23:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。