特別展覧会「狩野永徳」 [美術館]
１１月１０日(土) 本日は、京都国立博物館で公開中の「狩野永徳」を観に行きました。
狩野永徳(1543～1590)は、狩野派を磐石にした元信の孫で、織田信長や豊臣秀吉ら天下人の御用絵師として活動し、桃山画壇の頂点に君臨しました。
安土城・大坂城・聚楽第などの障壁画など多くを手掛けましたが、その後の戦火で殆ど焼失してしまいました。
今回の特別展覧会は、永徳筆と云われる作品や狩野派作品を一堂に会する史上初の展覧会です。(７１作品)
１１月８日(木)ＮＨＫハイビジョン特集「天才画家の肖像・美で乱世を制した絵師・狩野永徳」が放送されましたので、ご紹介します。
画家の山口晃、千住博及び芸大教授の佐々木正子が３つの作品をもとに解説しています。
・国宝「洛中洛外図屏風」では、ＣＧを駆使して絵の中に入り込んで、面白く風俗を説明してくれます。
・国宝「花鳥図襖」では、この絵の模写を墨や筆まで再現し、永徳の筆跡・技法を真似て、彼の偉大さを証明しています。
・宮内庁所蔵「唐獅子図屏風」では、デジタル加工して、視覚の検証をしています。そして背景に金箔を用いる原点をイタリアまで行って、キリスト教祭壇画の背景が原点と説いています。
この番組は、狩野永徳を知るには、最も有益と推薦できます。見ていない人は、再放送がありますので、永久保存されることをお薦め致します。
再放送：ＢＳhiで１１月１６日(金)午後２時～３時５０分。
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京阪淀屋橋駅で「京阪もみじ１dayチケット」(1,000円)を購入し、9時発の特急電車に乗りました。七条駅で降り、会場の京都国立博物館へは9時55分に到着しました。すでに大勢並んでいました。入口には７０分待ちの表示です。(大人1，400円、前売1，200円)
結局８５分並んで入場でき、500円で音声ガイドを借りて入りました。(ガイドは２３作品)
中は人人で混雑していました。人の頭越しに約1時間鑑賞しました。
お目当ての国宝「洛中洛外図屏風」は、狭い部屋に展示されており、満員で渋滞していました。展示方法の工夫が足りないと私は感じました。
最後の部屋には、パンフレットや図録(2，500円)の表紙になっている「唐獅子図屏風」が展示されています。天井に届く大きな絵には、びっくりしました。
かなり保存状態の悪い作品も多く、少し残念に思いました。
この特別展覧会「狩野永徳」は、11月18日(日)までです。この特別展は、京都限定で他所での巡回展は、ありませんので、興味のある方は、見逃さないように。
その後、平常展示館も覗きました。ここでは、狩野永徳に因む映像放映が２本やっていました。また、11月11日までの特集陳列「能楽と美術」も観ました。
午後1時過ぎに、京都国立博物館を出て、次へ向かいました。
つづきは、明日書きます。
いいねえ。京都ならではだねえ。。
早めに行ってもそんなに並ぶのか…。。
やっぱり人気なんだなあ。
芸術の秋。
そして京都ならではの文化を…堪能してくんなまし。。☆
by miki (2007-11-11 22:21)
mikiさん、 コメント有難う。
by たいちさん (2007-11-11 23:02)
この展覧会のチケットは手元にあったのですが、
大盛況の様子を新聞で知り、行く気がいっぺんに薄れました・・・
いくら素晴らしい展覧会でも人出が多いと気分が萎えてしまう“あかんたれ”なんです～
少し前のロシア宝物展でも一杯の人で頭越しにしか見えず、ガッカリでした・・・ (ーー;)
今度、オススメのBShiを見ることにしますね。
by collet (2007-11-12 17:10)
すごい人でびっくりです。私はこの列見て止めてしまいそう。
でも洛中洛外図屏風素敵ですね!
京都国立博物館へは約10年前行きました。また行きたいなあ、京都。
by naonao (2007-11-12 22:04)
colletさん、 niceとコメント有難うございます。
ＢＳhiの再放送は、ほんとにいいですよ。私も録画セットしました。
by たいちさん (2007-11-12 22:33)
naonaoさん、 niceとコメント有難うございます。
洛中洛外図屏風は、現物を見ても分かりにくい所を、ＢＳhiでは良く説明していますよ。京都は大好きな街です。
by たいちさん (2007-11-12 22:38)
あまりの収蔵品の多さにびっくりしました。
図録も買ってきました。企画展は人が多くてゆっくり鑑賞出来ないのが辛いですね。
by 江戸うっどスキー (2007-11-14 13:46)
江戸うっどスキーさん、 niceとコメント有難うございます。
私も図録を購入しました。この図録は値打ち物と思いました。
by たいちさん (2007-11-15 22:18)